闘竜灘(兵庫県加東市)に訪れた感想と現地レポート

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兵庫県加東市上滝野にある闘竜灘に行ってきました。

「闘竜灘」は、「加古川」中流にある名勝で、岩々が連なる河床の岩々の間に激流や滝が形成されています。

実際に訪れた感想を交えて、 「闘竜灘」の見所やアクセス・駐車場の状況などを紹介させていただきます。

闘竜灘へのアクセス

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「闘竜灘」には、JR「社町駅」方面から車で向かいました。

「県道17号(西脇三田線)」を北上し、「闘竜灘」近くの十字路を右折。

住宅街の道を少し進むと、「闘竜灘第2駐車場」があります。

(「闘竜灘第2駐車場」は、「闘竜すくえあ」のすぐ近くにあります。)

駐車場

第1駐車場と第2駐車場があります。

第1駐車場

第1駐車場には、トイレがありました。

駐車料金は無料です。

〒679-0211 兵庫県加東市上滝野300−2

闘竜灘 第2駐車場

闘竜灘の第2駐車場は、闘竜灘のすぐ上にある住宅街に面した通り沿いにあります。

駐車料金は無料です。

第1駐車場よりは、こちらの方が「闘竜灘」に近いです。

〒679-0211 兵庫県加東市上滝野466−4

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「滝駅」から県道17号を経由して約600 m

地図

闘竜灘

「闘竜灘」は、兵庫県加東市上滝野を流れる加古川中流にある名勝です。

奇岩・怪岩が連なる河床の岩々の間に激流や滝が形成されています。

「闘竜灘」の名は、幕末にこの地を訪れた漢詩人の「梁川星巌(やながわ せいがん)」が、岩場を流れ落ちる激流を見て、2匹の巨竜の躍動を想像して七言絶句に「白波雲の如く立ち水声夥し」と詠んだことに由来するといわれています。

飛び鮎の名所として有名で、毎年5月1日には日本一早く鮎漁が解禁されます。

「闘竜灘」の上部にある「闘竜すくえあ」からの眺めは「ひょうごの景観ビューポイント150選」に選出されています。

基本情報

名称 闘竜灘
所在地 〒679-0211 兵庫県加東市上滝野
営業時間
休業日
料金 無料
お問合せ先 加東市観光協会 0795-48-0995
公式サイト 加東市観光協会 闘竜灘

闘竜灘の景観

駐車場から「闘竜灘」に向かいました。

「闘竜灘」の手前には、広場があり車が何台か停まっていました。

正式な駐車場として使われているかは不明です。

「闘竜灘」を形成する奇岩・怪岩の岩塊には直接降りて見学できます。

波打つような岩々が連なる景観は、かなり見応えがあります。

橋や遊歩道がある箇所もあり、思いのほか広い範囲を散策出来ます。

市街地のすぐ近くで、こんな異世界感のある光景が見られるのは少し不思議な感じがします。

「闘竜灘」の北側では、激流が落差のある流れをつくっている滝を見られます。

岩場から間近で見られますが、足をすべらさないよう重々気をつけて下さい。

掘割水路(ほりわりすいろ)

「闘竜灘」には、岩を削って造られた水路があります。

かつて、「加古川」は物流の経路として使われていましたが、「闘竜灘」の岩床の起伏が激しいため通行に大きく時間を要していたそうです。

そこで、「闘竜灘」の岩を削って通行しやすくした水路のことを「掘割水路」と呼んでいます。

「掘割水路」は、長さ180m、幅8m、深さ4mです。

水路が造られたのは、明治6年(1873年)。

フランス人技師・ムーセの指導のもとで1年がかりで造成されました。

闘竜すくえあ

「闘竜灘」に面した道沿いには、加古川の流れを表現したモニュメントがある広場の「闘竜すくえあ」があります。

「闘竜すくえあ」から展望する「闘竜灘」の眺めは、「ひょうごの景観ビューポイント150選」に選ばれています。

「闘竜すくえあ」には、加古川舟運の祖と言われる「阿江与助(あこうよすけ)」の像があります。

「阿江与助」は加古川舟運の祖と呼ばれる人物です。

加東郡河高村に生まれ、後に上滝野村の阿江家を継ぎ、文禄三年(一五九四年)には滝野川(滝野以南の加古川)を慶長九年(一六〇四年)からは上流の田高川(滝野以北の加古川)の開削を成功させました。

また、この功で滝野船座の座元に任じられ、加古川舟運を支配しました。

加古川舟運の開発は二期に分かれます。

第一期は、地頭生駒玄蕃が貢米を輸送するにあたって加古川に注目、与助たちに通船を妨げる川底の岩石を除去し、浅瀬に水路を通させました。

この区間の内、与助は滝野から大門(社町)までを担当しました。

第二期は領主池田氏による滝野以北の浚普請および新町河岸の造率、高砂港の整備です。

与助は田高村の西村伝入斎とともに滝野より上流の川底を浚えることを命じられ、慶長十一年(一六〇六年)に丹波本郷までの通船が可能になりました。

与助像は、大正九年六月、正五位追贈により闘龍灘河畔に建立されましたが、昭和二十年春、太平洋戦争のため供出、平成二年五月、先の台座を生かして再建されました。

説明版 引用

関連情報

関連サイト

闘竜灘 兵庫県観光サイト

写真撮影日

2024年12月

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闘竜灘 まとめ

「闘竜灘」は、兵庫県加東市を流れる加古川にある景勝地です。

河床に奇岩・怪岩が連なる特徴的な景観は、「ひょうごの景観ビューポイント150選」に選ばれています。

「闘竜灘」は、岩々が起伏する河床に降りて散策することが出来ます。

散策できる範囲は広く、間近に激流が流れる滝や明治時代に造られた掘割水路を見学することが出来ました。

岩場には足場が不安定な場所や滑りやすい箇所があるので、運動性の高い服装で訪れたうえで気をつけて行動するようにしてください。

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