櫻井家住宅(島根県奥出雲町)で紅葉と庭園を観賞して来ました。

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島根県奥出雲町にある 櫻井家住宅 で庭園と紅葉を見てきました。

紅葉の名所として知られる「櫻井家住宅」は、江戸時代にこの地で製鉄業を営んだ鉄山師頭取の屋敷の姿を今に伝える国の重要文化財です。

実際に訪れた感想を交えて、「櫻井家住宅」の見所やアクセス・駐車場の状況などをレポートします。

櫻井家住宅 アクセス

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「櫻井家住宅」には、JR「八川駅」方面から車で向かいました。

国道432号から脇道に入り、しばらく進んで「櫻井家住宅」に到着。

駐車場

駐車台数は30台。 大型車駐車可

駐車料金は無料です。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR木次線「出雲三成駅」から国道432号を経由して約15.0 km

JR木次線「出雲三成駅」から奥出雲交通バス内谷行きで24分、終点下車、徒歩5分

地図

櫻井家住宅

「櫻井家」は戦国時代の勇将、塙団右衛門の末裔家です。

「大阪夏の陣」の後、塙団右衛門の嫡男直胤は母方の姓である「櫻井」を名乗り広島の「福島正則」に仕えました。

福島家が改易されたのちは、広島の郊外「可部郷」に住み鉄山業を営みました。

その業績は「松江藩」に認められ、やがて5代利吉は「鉄師頭取」の要職を拝命し広く地域内の鉄山業を取り仕切りました。

「櫻井家住宅」は、江戸時代にこの地で製鉄業を営んだ鉄山師頭取の屋敷としての姿を今に伝える国の重要文化財です。

「櫻井家住宅」には、松江藩主を迎えた当時の屋敷構え(広さ5600㎡)や、明治から昭和前期の各時代の優れた建築群がよく保存され、出雲松江藩第7代藩主松平不味(まつだいらふまい)を迎えたときに造られた庭園も見ることが出来ます。

「櫻井家住宅」は、紅葉の名所として知られています。

基本情報

名称 櫻井家住宅
所在地 〒699-1621 島根県仁多郡奥出雲町上阿井内谷1655
定休日 月曜日(祝祭日の場合は翌日)・12月初旬~3月初旬
営業時間 9:00~16:30(入場は16:00まで)
料金 (櫻井家庭園のみ):一般 400円 / 高校・大学生 300円 / 小・中学生 200円 (可部屋集成舘・櫻井家庭園 共通券):一般 1000円 / 高校・大学生 650円 / 小・中学生 450円 (可部屋集成舘のみ): 一般 700円 / 高校・大学生 400円 / 小・中学生 300円
お問い合わせ TEL 0854-56-0800
公式サイト 櫻井家住宅 日本庭園の概要

レビュー・レポート

奥出雲屈指の紅葉の名所、「櫻井家住宅」を訪ねました。

駐車場から「櫻井家住宅」に向かう途中にある「清聴の滝」では早速、見頃を迎えた紅葉が出迎えてくれました。

周囲の環境と一体となった景観を形成していることが、この住宅の特色です。

現存する建物のもっとも古いものは享保20年(1735)の記録があり、母屋は元文3年(1738)に建てられたものです。

住宅のほとりには谷内川が流れ、内谷川北側の山林を背に屋敷地を構えています。

屋敷地は山側の高い部分と、川沿いの低い部分の2段で構成され、山側は高く川側は低く造られています。

高い敷地と低い敷地は石垣で区画され、石垣下の道路きわには水路があり水が流れていました。

庭園

山側の敷地にある「岩浪の庭」は、出雲松江藩の第7代藩主松平不味(まつだいらふまい)を迎えたときに造られた庭園です。

松平不昧が「岩浪の滝」と命名した落差15mの滝が流れています。

後ろの建物は、南画家の「田能村直入」が逗留した際に意匠して建てられた「掬掃亭」です。

川側の屋敷地

川側の屋敷地には前屋敷・一丈庵のほかに土蔵2棟などが並び、庭には池が造られています。

この辺りから川を眺めると、赤、黄に色づいた紅葉(もみじ)が眼前に広がりボリュームのある紅葉を見ることが出来ました。

屋敷地の周辺

住宅近くには神社がお祀りされていて、そこから眺める紅葉も趣があります。

屋敷地の周辺に植えられた紅葉(もみじ)が谷内川を彩っています。

櫻井家住宅 まとめ

「櫻井家住宅」では、江戸時代から昭和前期まで各時代の優れた建築物や松江藩第7代藩主松平不味を迎えたときに造られた庭園を見ることが出来ます。

庭や水路そして屋敷から見る景観までも、周囲の自然環境を活かす工夫が随所に見える邸宅です。

また、「櫻井家住宅」の周囲には豊かな自然が残り、渓流風景や新緑・紅葉などが楽しめます。

関連情報

関連サイト

可部屋集成舘/櫻井家住宅・庭園 – 仁多郡

写真撮影日

2014年11月

これまでに訪れた島根県の散策地

亀嵩駅の駅舎内にあるそば屋「扇屋」で絶品そばを食べてきました

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