(三次市)高谷山で雲海を見てきました。

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シーズンに入り各所で雲海のニュースが見られるようになってきたので、雲海発生率が高い三次市を訪れました。

アクセス

高谷山には、JR「三次駅」方面から車で向かいました。

「三次駅」方面から国道183号を走り、国道54号を経由して「高谷山」の入り口を示す案内板を目印に山を登りました。

雲海展望の名所である「霧の海展望台」は、国道54号沿いの「高谷山」登り口から山道を5キロほど登った場所にあります。

駐車場

「高谷山展望台」の手前300メートルほどの場所に舗装された広めの駐車場があります。

駐車場の駐車台数は普通車約30台。

駐車料金は無料。

駐車場の脇にはトイレがありました。

最寄り駅・近隣交通から

JR「三次駅」から国道183号を経由して約6.4キロ

地図

三次市の雲海

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四方を山に囲まれ、可愛川(江の川本流)、馬洗川、西城川、神之瀬川など多くの川が流れる三次盆地は、よく朝霧が発生し、そこで見られる雲海は三次の風物詩となっています。

三次市では登美志山や弘法山など多くの場所で雲海が観賞できます。

中でも海抜491mの高谷山にある、「霧の海展望台」は中国地方屈指の雲海観賞の名所として有名です。

三次で雲海が見られる可能性が高いのは10月~3月。

風が少なく、よく晴れた日。

そして湿度が高く、日中と早朝の寒暖差が大きな日です。

霧の海展望台

高谷山のある三次市に入ったのは午前四時前。

市内には霧は発生しておらず「高谷山」にも少し靄がかかっている程度で視界は良好。

天気は曇り空。

雲海が見られる時期なら冷え込むことが多い早朝でも、半袖で寒いとは感じませんでした。

「この条件では雲海は見れないかな」

と思いながら、展望台駐車場に到着。

雲海発生には厳しい条件にも関わらず、30台程とめられる駐車場はほぼ満杯。

盛況に驚きつつ車を停め、駐車場から徒歩3分ほどの位置に建つ展望台へ向かいました。

二層になった展望台は、雲海の観賞客で一杯です。

二階にあがり街の方へ目を向けると、街明かりがはっきりと見えました。

時刻は朝5時頃、日の出は6時です。

隣でカメラを構えていた人と

「これは、雲海は無理かもしれないですね」

と話ました。

しかし、日の出が近づくとにわかに霧が出始め、あっという間に街を包み込んでいきます。

やがて、眼前には霧の海が広がり見事な雲海となりました。

まさか、この条件で雲海が見られるとは思っていませんでした。

流石は朝霧の街といわれるだけのことはあります。

今回のような天気でも雲海が出るのならば、雨、風さえなければシーズン中はかなり高い確率で雲海が見られるのでないでしょうか。

何度も高谷山を訪れている方は

「今日は太陽が見えないから、おしい日だねえ」

と言っていましたが、半ばあきらめていた自分にとっては僥倖以外の何物でもありません。

幸運に感謝しつつ、幻想的な光景をしばらく観賞しました。

今回、日の出は見られませんでしたが、条件が良くなかったにもかかわらず、幸運にも雲海を鑑賞することが出来ました。

三次は霧の街といわれるだけあって、かなり雲海が観賞できやすい街だと実感しました。

またいずれ、雲海が御来光に照らされる光景を見たいと思います。

霧の海開き

訪れた日、展望台では雲海シーズン到来を告げる「霧の海開き」という行事が行われていました。

人が多かったのは、、このイベントがあったからのようです。

山の安全を祈る御祈祷や合唱団のコーラスが行われ、売店もいくつか並び無料で猪鍋がふるまわれていました。

霧の海開きの日程

霧の海開きは例年、9月下旬の午前6時から行われています。

2019年 令和元年 第16回の「霧の海開き」は9月29日(日曜日)午前6時開催の予定。

(ただし天候によっては延期される場合があります。) 

当日中止の場合の予備日は10月6日。

2020年は中止になりました。

霧に没した展望台

(2016年、高谷山に再訪した時の記録です。)

高谷山には以前「霧の海開き」が行われた日に、雲海観賞を目的として訪れたことがあります。

その時は雲海は眺められたものの、雲がかかっていたため御来光は見られませんでした。

しかし今回は雲ひとつなく風もない、好条件での訪問です。

霧に包まれた街を抜け、午前四時に高谷山展望台駐車場へ到着。

展望台からは、期待通りボリュームがある雲海と雲のない空に瞬く星がみえました。

あとは、朝日を待つだけです。

暫くすると空が白みはじめ、雲海の彼方が赤く染まってきました。

絶景の予感に、期待が高まります。

徐々に辺りは明るくなり、それに合わせるかのように雲海も分厚くなっていきました。

そして朝日が登る直前、雲海は更にボリュームをまし、展望台は霧のなかへ・・・。

ゴマーと迫ってきましたよ。

霧の壁が。

朝日が霧の中で、輝いているのが見えました。

高谷山でのご来光は、また次回に持ち越し。

しっかりとした雲海が広がっていただけに、非常に残念です。

非の打ち所のない雲海を見るのは、それだけ難しいと言うことでしょう。

しかたありません。

雲海だけに焦点を合わせるならば、ボリュームのある良い雲海が見られました。

霧のない日の展望台と眺望

説明文によると三次では「高谷山」の他、岡田山、岩屋寺、登美志山の展望台そして尻無山、女亀山、弘法山でも雲海を見ることが出来るそうです。

まとめ

霧の街と言われる三次市にある高谷山の展望台は、雲海観賞の名所として有名な場所です。

しかし、雲海があつくなりすぎると霧に没することがたびたびあります。

ネットがつながれば、ライブカメラで展望台からの眺めをリアルタイムに確認できます。

雲海の発生状況が気になる時は、それを見てから行動を決めれば無駄足の可能性は減ると思います。

駐車場は広く、展望台までの道は整備されているので訪れやすい雲海観賞場所になっています。

霧の海ライブカメラ:三次・高谷山~Net A-趣向

基本情報

所在地

〒728-0025 広島県三次市粟屋町

料金

無料

関連サイト

高谷山展望台|観光スポット|広島県公式観光サイト

写真撮影日

2015年9月

2016年 11月

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