徳島県徳島市寺町にある錦竜水の水くみ場に行ってきました。
「錦竜水」は、徳島県の名山[ 眉山]の麓に湧出する名水です。
実際に訪れた感想を交えて、「錦竜水」の周辺の様子やアクセス・駐車場の状況などをレポートします。
錦竜水へのアクセス
「錦竜水」には、JR「蔵本駅」方面から車で向かいました。
「県道318号」を西に走り「寺町」方面に右折。
「本行寺」に面した道の脇に「錦竜水」の水くみ場があります。
駐車場
専用駐車場は、ありませんでした。
「錦竜水」の前に、道脇が広くなった場所があります。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「徳島駅」から「新町橋通り」を経由して約1.2 km
地図
錦竜水(きんりょうすい)
「錦竜水」は、徳島県徳島市寺町の眉山 麓に湧出する名水です。
[眉山湧水群]のひとつで、江戸時代 徳島城下では、この湧水は飲み水として売られていました。
また、歴代の徳島藩主は良質な湧き水として愛飲し、水番所を置いて保護しました。
1976年(昭和51年)ごろ土砂崩れにより水脈が途絶えましたが、その後「名水阿波錦竜水保存会」により復旧工事がおこなわれ1987年(昭和62年)8月に蘇りました。
[とくしま水紀行50選]、[とくしま市民遺産]に選定されています。
基本情報
名称 | 錦竜水 |
所在地 | 〒770-0909 徳島県徳島市寺町6 |
営業時間 | |
休業日 | |
料金 | 無料 |
問合せ先 | 徳島市にぎわい交流課(088-621-5232) |
公式サイト | 錦竜水 | 徳島県観光情報サイト |
錦竜水の景観
「錦竜水」は、寺院が建ち並ぶ地域である[寺町]にあります。
[寺町]の道脇に、立派な瓦屋根が付いた「錦竜水」の水くみ場があります。
「錦竜水」の水くみ場の隣には、説明版が設置されていました。
訪れた時には、先客がいたので少し待って水くみをしました。
自分がいる間は、ほぼひっきりなしに水くみに人が訪れていました。
建物に入ると、石でできた取水口と重厚な水受けがあります。
立派な水受けには、「錦竜水」の文字が彫刻されています。
水くみ場は、よく掃除がされていて非常に綺麗でした。
赤いボタンを押すと、しばらく水が流れてきます。
水汲み前に料金入れを探したんですが、なかったのでどうやら無料のようでした。
これだけ整備された水くみ場の水が無料。
本当に有難いです。
水は煮沸して飲むように注意書きがされていました。
自分は、2ℓのペットボトルに水を汲ませていただきました。
「錦竜水」は、コクやまろやかさを感じる名水で、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを多く含む硬水(硬度78.3ppm)だそうです。
硬水の名水は結構珍しい気がします。
水質の高さで知られる「錦竜水」は、[とくしま市民遺産]に選ばれている銘菓[滝の焼餅]やお酒の製造に利用されています。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2025年3月
これまで訪れた徳島県の散策地
錦竜水 まとめ
徳島県徳島市寺町の眉山麓に湧出する「錦竜水」は、江戸時代から親しまれてきた歴史のある名水です。
寺院が建ち並ぶ地域に、瓦屋根が付いた水くみ場があります。
手入れが行き届いた綺麗な水くみ場だったので、気持ちよく給水が出来ました。
自分がいる間、入れ替わり立ち代わり人が訪れていました。
水くみ場には、飲用する場合は煮沸するよう注意書きがありました。