全長寺(滋賀県長浜市) ~紫陽花が綺麗な湖北の古刹~

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滋賀県長浜市に建つ全長寺でアジサイを見てきました。

アクセス

全長寺には、高島市方面から車で向かいました。

国道303号、国道365号を経由して、長閑な田園地帯に建つ「全長寺」の駐車場に到着。

駐車場

境内の横に土敷きの広い駐車場があります。

普通車30台程停められます。

駐車料金は無料でした。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「余呉駅」から国道365号を経由して4.9 km

地図

全長寺

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全長寺の開基は、文明元年(1469)阿弥陀如来を御本尊とする浄土宗の一宇(ひと棟の建物)を開いた僧・全長。

当時は寺号を「全長坊」と称していました。

大永六年(1526)全長は示寂を前に禅門に帰依し、椿坂桂照院二世の頤正全養(いしょうぜんよう)に全長坊を託します。

慶弔二年(1597)全長の意を受けた頤正和尚は、山号を久澤山、寺号を全長寺と改め曹洞宗寺院として開山しました。

御本尊は釈迦牟尼仏、脇仏は文殊菩薩と普賢菩薩。

境内に立つ一本杉は、樹齢500年、胴回り5.5m、高さ30mの大樹であり、滋賀県の銘木にも指定されています。

賤ヶ岳の戦いで活躍した毛受兄弟の供養寺であり伊香西国第25番の札所になっています。

近年は、アジサイの名所として知られています。

全長寺の景観

駐車場のすぐ脇に、色とりどりのアジサイが咲いているのが見えました。

紫陽花の下には水路が流れています。

水路の水はかなり綺麗に見えました。

山号である久澤山の澤山の意は水の澄んだ地域という意味です。

おそらくこのあたりは、昔から水の綺麗な場所だったのでしょう。

参道

参道脇の庭は多種のアジサイが植えられたアジサイ園になっています。

山門

参道の先には山門。

山門は文政9年(1826年)に建立。

平成3年(1991年)に解体修理され現在に至っています。

本堂

山門をくぐると立派な本堂が建っています。

池泉庭園

本堂の前庭には綺麗な池泉庭園がありました。

池泉庭園の傍にはアジサイ畑が造られています。

コウノトリ

仏殿で手を合わせ、あらためてアジサイを見ようとしたところ、少し大きめの鳥が屋根に留まっていました。

シラサギかと目を凝らすと、なんとコウノトリでした。

まさか天然記念物のコウノトリに遭遇するとは思っていなかったので、あわてて望遠レンズを用意して写真を撮りました。

望遠といっても鳥を撮るには足りない35mm換算の300mmですが…。

夢中でシャッターを切っていると、やがて鳶が飛来しコウノトリは警戒のクラッタリングをしてから飛び去りました。

天然記念物であり、縁起が良いといわれるコウノトリをお寺で見られたのは僥倖でした。

まとめ

全長寺では、参道横のアジサイ園や水路脇、池泉庭園の畔のアジサイ畑など境内の各所で色とりどりの紫陽花を見ることができます。

いずれ箇所の紫陽花も手入れが行き届いていて、綺麗な花をさかせていました。

紫陽花以外にも池泉庭園や七福神の像など見所の多いお寺です。

ご住職は大変気さくな方で、紫陽花の咲く時期などを丁寧に教えてくださいました。

縁起が良いといわれるコウノトリを、お寺で見ることが出来たのもうれしかったです。

基本情報

所在地

〒529-0536 滋賀県長浜市余呉町池原885

料金

拝観料300円

お問い合わせ先

(公)長浜観光協会 北部事務所

TEL 0749-82-5909

FAX 0749-82-5913

関連サイト

全長寺 | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト

写真撮影日

2020年6月

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