兵庫県養父市にある宮垣の棚田に行ってきました。
「宮垣の棚田」は、2022年に農林水産省により「つなぐ棚田遺産」に認定されています。
実際に訪れた感想を交えて、 「宮垣の棚田」の注目ポイントやアクセス・駐車場の状況などをレビューします。
宮垣の棚田 アクセス
「宮垣の棚田」には、道の駅「ようか但馬蔵」方面から車で向かいました。
「国道9号」から「県道272号」に入り南下。
「琴弾トンネル」を抜けると、「県道272号」の両側に、山の斜面に広がる棚田を見ることが出来ます。
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「八鹿駅」から国道9号を経由して約11.6 km
地図
宮垣の棚田
兵庫県養父市大屋町の宮垣にある「宮垣の棚田」は、2022年に農林水産省により「つなぐ棚田遺産」に認定されています。
蛇紋岩地帯にある「宮垣の棚田」では、「天満山」のミネラル分を多く含む豊かな土壌と、そこから流れ出る「天満谷川」の水を用いて「蛇紋岩米」を栽培しています。
兵庫県養父市のほぼ中心部に位置する「宮垣の棚田」がある田園地帯の中には、「県道272号」が延びています。
基本情報
名称 | 宮垣の棚田 |
所在地 | 〒667-0306 兵庫県養父市大屋町宮垣 |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | 養父市農地政策課 電話番号:079-664-1450 |
公式サイト | 「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」について 養父市 |
レビュー・レポート
「県道272号」の歩道から見ると、棚田を少し俯瞰して眺めることが出来ます。
蛇紋岩地帯である「宮垣の棚田」では、「天満谷川」の水を用いて「蛇紋岩米」が栽培されています。
「蛇紋岩」は、表面に蛇のような紋様が見られることから命名された岩石です。
「蛇紋岩」は、変成岩または火成岩に分類されます。
養父市の限られた地域「宮垣の棚田」周辺に広がる「蛇紋岩土壌」で造られる「蛇紋岩米」は、コシヒカリのブランド米で収穫量の少なさから幻のお米と呼ばれることがあるそうです。
お米のおいしさにつながるマグネシウムや鉄分を多く含む「蛇紋岩土壌」で栽培された「蛇紋岩米」は、粘りが強く甘みがあるのが特徴だそうです。
「宮垣の棚田」の面積は15.2ha。
畦の法面の構造は、石積みと土羽の複合です。
休耕田は少なく、耕作率は高いように見えました。
宮垣の棚田は、農家数が減少する中、農村を維持していくために、棚田地域振興法の活用に取り組み、兵庫県内で指定棚田地域振興活動計画の認定第1号になりました。
非農家の方の意識改革に重点を置き、農道・水路の草刈りを協同活動として位置付け、非農家を多く含む草刈隊を編成。 これまで非農家だった方が、共同利用の農業機械を活用し水稲を栽培、営農面積を徐々に拡大している事例もあり、地区全体で棚田の良好な景観を維持しています。 兵庫県ホームページ 引用 |
自分は実家の農業を手伝うことがあるんですが、農機具の調子が悪かったりしたときは農作業がはかどらずかなり大変です。
ですから共同利用の農業機械があるのはかなり便利だと思います。
農道には「つなぐ棚田遺産」の旗がはためいていました。
「つなぐ棚田遺産」の旗は、それほど多くなかったので、棚田の外側からだと気づかないかもしれません。
棚田は、主要な農道を除いて「防獣フェンス」に囲まれています。
こちらは、県道272号を挟んで西側から見た棚田です。
「県道272号」を挟んで東西の耕地を合わせると、かなり大きな棚田です。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2024年7月
これまでに訪れた兵庫県の散策地
宮垣の棚田 まとめ
兵庫県養父市にある「宮垣の棚田」は、農林水産省により「つなぐ棚田遺産」に選定されている棚田です。
棚田の耕作地は「県道272号」を挟んで東西に広がっています。
「宮垣の棚田」では、「蛇紋岩米」という地域特産のブランド米が生産されています。
専用駐車場はありませんが、「県道272号」沿いや脇道の端に車を停めて棚田を眺めることができました。
ただし、トイレや休憩所、自販機などの設備はなかったように思うので、見学の際はその点に注意してください。