広島県山県郡北広島町に建つ地久院のしだれ桜を見てきました。
アクセス
「地久院」の枝垂れ桜へは、広島県南部から国道186号を経由して訪れました。
国道186号から亀山(交差点) を左折して 県道307号に入り、しばらく進むと枝垂れ桜の咲く「地久院」が見えてきます。
駐車場
「地久院」に専用駐車場はありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「浜田駅」から国道186号を経由して約29.8 km
地図
地久院の枝垂れ桜
地久院は、もと江亀山泉涌寺といい文明2年(1470年)近江国三井寺の源如僧都により建立されました。
天正年間30石を給されましたが、その後中絶。
承応元年(1652年)浜田地久寺の嶽峰が再建して、天長山地久寺と号し曹洞宗を広めました。
芸北旧二十四ヶ寺本寺でしたが、明治5年太政官布告により無檀無住の旨により廃寺となりました。
当時、庭を飾っていたのが今のしだれ桜で、昭和18年の台風で倒伏しましたが村人の力で復旧されたという歴史があります。
平成15年、樹医による幹の修復がされました。
胸高周囲は3.2m、樹高は10m、推定樹齢は約420年。
町の天然記念物に指定されています。
例年、花の見頃である4月下旬にはライトアップされます。
地久院の枝垂れ桜の景観
「地久院」の枝垂れ桜に訪れたのは4月の下旬。
天気は雨。
桜の花は満開で、調度見頃でした。
主幹から大きく広がり枝分かれした木にはたくさんの花が咲いています。
桜のたもとには祠がお祀りされています。
桜の下地には黄色い水仙の花が咲いていました。
周辺は、よく手入れされていて桜の花の観賞をしやすい環境でした。
ライトアップ
」地久院」の枝垂れ桜は、例年、花の見頃にライトアップされています。
せっかくなので、ライトアップも見てきました。
日没後しばらくたって、夜のとばりが降りたころライトが点灯しました。
ライトに照らされ、雨の降る夜の暗がりに、静かにうかびあがる枝垂れ桜は幽玄な雰囲気を漂わせています。
雨が降っていたからか周囲に自分以外の人の姿はなく、横の道路を時折車が通るだけでした。
まとめ
地久院のしだれ桜は、樹勢があり大きく枝を広げた桜の名木です。
地久院の枝垂れ桜が咲くのは例年4月の下旬。
例年、地久院の枝垂れ桜では桜の見頃にはライトアップが行われています。
基本情報
所在地
〒731-2431 広島県山県郡北広島町荒神原1264
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2022年4月