「郷土の森梅まつり」の期間中に「府中市郷土の森博物館」を訪れ梅を見てきました。
アクセス
「府中市郷土の森博物館」には、JR「分倍河原駅」からバスに乗って向かいました。
JR「分倍河原駅」で「郷土の森総合体育館」行のバスに乗り「郷土の森正門前」で下車をして「郷土の森博物館」に到着。
バスの料金は片道180円。(2020年時点)
最寄駅・近隣交通機関から
- バス 分倍河原駅から「郷土の森総合体育館」行で「郷土の森正門前」下車 (2020年運賃180円)
- 京王線・南武線「分倍河原駅」から「かえで通り」を経由して約2 km
駐車場
一般用は約400台(一部自走式立体)
料金は無料。
利用時間は、9時~17時。
土曜日、日曜日、祝日には満車になることが多いようです。
地図
府中市郷土の森博物館
東京都府中市にある府中市郷土の森博物館は、たくさんの建築物を含む森全体が一体となった野外博物館です。
多摩川の是政緑地(府中市郷土の森公園)に隣接し、敷地面積は約14ヘクタールあります。
広大な敷地のなかには、府中市域にあった江戸中期から昭和初期の建築物が移築復元されている他、プラネタリウムが併設された二階建ての本館には、郷土資料などが展示されています。
また園内では梅やアジサイ・彼岸花など季節ごとの花々が楽しめます。
郷土の森梅まつり
梅の咲く時期、例年2月上旬~3月中旬にかけて「郷土の森梅まつり」が行われています。
2023年(令和5年)の郷土の森「梅まつり」の開催期間は2月4日(土曜日)~3月12日(日曜日)です。 |
夜間梅園ライトアップの日程
日時 | 2月25日(土曜日)・26日(日曜日)、3月4日(土曜日)、3月5日(土曜日)
【荒天中止。決定は前日の15:00、公式Twitterで確認、もしくはお電話でお問合せください。】 |
ライトアップ時間 | 17時00分から20時00分(最終入場19時30分) |
注意事項 | 帰りのバス時刻に注意してください。郷土の森正門前発~分倍河原行(最終便 19時03分)
足場を照らせる懐中電灯などを持参されることをおすすめします。 |
多くの見所を有する「府中市郷土の森博物館」ですが、今回の訪れた目的は「梅まつり」での観梅。
まず観光物産館にたちより、それから入園して梅を見ました。
梅園
「府中市郷土の森博物館」への入園料は200円。(2020年時点では300円)
「梅まつり」の最中だけあって盛況で、入園券販売所の前には行列が出来ていました。
梅は園内の各所で観賞でき、種類は60種、数は1100本に及びます。
下地に植えられていた福寿草。
野点茶会が開かれていました。
まだまだこの時期の木々は、冬の装いを残していますが、梅の咲き乱れる「郷土の森博物館」は春の華やいだ雰囲気を先取りしていました。
かろうじて、花が残っていた蝋梅。
園内には、梅以外の見所も沢山あります。
観光物産館
売店や土産物屋・フードコートなどがあります。
入園口の手前にあるので、入園料を払わなくても入ることが出来ます。
訪れた日は、周辺でとれた地野菜も販売していました。
博物館本館
プラネタリウムが併設された、二階建ての本館。
常設展示として府中の歴史と文化を象徴する様々なものが、多様な観点で展示されていました。
府中市は武蔵国の国府という中心地であったため遺跡が多く、それら市内遺跡からの出土品も展示されています。
なかでも気になったのは「くらやみ祭」についての展示です。
くらやみ祭について
府中市の中心部にある大國魂神社は、武蔵国の主要な神々をあわせ祀った武蔵国の総社です。
かつては六所宮と呼ばれました。
その例大祭が「くらやみ祭」です。
国府の祭に起源をもち、府中の歴史と文化の形成に深く関わってきた祭です。
毎年4月30日から5月6日まで、数々の古式の神事が行われ、大太鼓や山車(だし)・万灯(まんどう)・子供神輿も登場します。
クライマックスの5日の夜には、6張の大太鼓に導かれた8基の神輿が神社からくり出すそうです。
祭の様子が大型マルチビジョンで上映されています。
訪問日は特別展として「徳川御殿@府中」が開催されていました。
プラネタリウムはリニューアル改装中だったため入場できませんでした。
保存建築物
園内には、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物や市内の遺跡で発掘された遺構が移築・復元されています。
建物の種類は「旧府中町役場庁舎」や「旧府中尋常高等小学校校舎」・「府中宿の大店」など様々です。
中が見学できる建物も多く、全部の建物を見て回るとかなりのボリュームがあります。
じっくり見て回りたかったのですが、今回は観梅の方に時間を使ったので、ざっと目を通すだけしかできませんでした。
水遊びの池
園内には、水遊びが出来る大きな池があります。
園内の水場はここだけではなく、敷地内には水路が流れ水車や滝もあります。
水車
モミジの滝
珪化木
ティラノサウルスの模型がそびえたつエリアには、「珪化木」が展示してありました。
「珪化木」とは聞きなれない言葉ですが、土中に埋もれた樹木が、二酸化珪素(メノウ状)に変化してそのまま残ったものだそうです。
樹木の化石ということでしょうか。
触るとまさに石のような感触で、その様子はただの石に見えるものから樹木の特徴を残しているものまで様々でした。
この 「珪化木」は、白亜紀中期から後期(約7000万年前)の樹木と推測されるとのことです。
展示してある「珪化木」は、市民の方により府中市に寄贈されたものだそうです。
まとめ
1100本の梅は園内にバランスよく 植えられているため、広い範囲で春めいた景観を見ることが出来ます。
梅の種類も多かったので、彩り豊かな景観が楽しめました。
本館の展示物や復元建築物など見所も多いので、季節に左右されず楽しめる場所だと思います。
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基本情報
所在地
〒183-0026 東京都府中市南町6丁目32
関連サイト
写真撮影日
2018年3月
府中市郷土の森博物館利用案内
開館時間
9時~17時(入場は16時まで)
休館日
月曜日と年末年始(12月29日から1月3日)
月曜日が祝日に当たるときはその翌日が休館日となります。
料金
- 博物館入場料 大人 300円 、中学生以下 150円
- プラネタリウム観覧料 大人 600円、中学生以下 300円
4歳未満は無料。
未就学児の入場及びプラネタリウムの観覧は、保護者(高校生以上)の同伴が必要です。
身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方、及びその付添いの方(1名まで)は入場料及びプラネタリウム観覧料を免除。
入館の際は手帳等の提示が必要です。