天人渕(岡山県) ~清水を湛えた美しい甌穴~

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岡山県苫田郡鏡野町で清水の流れる天人渕を見てきました。

アクセス

天人淵には、岡山県南部から車で道の駅「 奥津温泉」を経由して向かいました。

岡山県南部から車を走らせ、道の駅「奥津温泉」で休憩。

国道179号を進んで県道75号に入ります。

「越畑ふるさと村」近くのT字路を左折し、香々美川沿いの加茂奥津線「県道75号」を北上。

山道に入ったあたりで分かれ道があるので、そこを左折。
しばらく進むと右側に草地の広場があります。

駐車場

天人淵に向かう散策道入り口の数十メートル手前にある草地の広場に車を停めました。
普通車2~3台分の駐車スペースがありました。

最寄り駅・近隣交通機関から

  • JR「美作加茂駅」から県道75号を経由して約13.2 km
  • 道の駅 奥津温泉から県道75号を経由して約12.3 km

地図

天人淵

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天人渕は鏡野町最北端 花知ヶ仙(標高1248メートル)を起点にして南北に流れる香々美川の源流にあります。

天人渕は深さが2.5mもあるといわれる大きな甌穴です。

別名「イカ渕」と呼ばれています。

天人渕の伝説

(案内板抜粋)

昔ひとりの木こりがここを通りますとひとりの女が単衣姿(ひとえもの)を着て女の子供を連れ水際にたっていました。

木こりは不思議に思ってどこから来たのかその女の人に問いかけました。

ところがその女の人は振り向きもせず淵の中へさっと消え去ってしまいました。

そしてついに再びその女の人と女の子を見ることはできませんでした。

それからこの淵ことを天人渕というようになりました。

天人渕の景観

車を駐車した草地の広場の斜向かいに天人淵への散策道があります。

散策道入り口の前には、案内板がたっていました。

杉林を歩き斜面につけられた道を下りると、天人渕がある渓流に着きました。

散策道入り口から天人渕が見られる渓流まで、ほんの2~3分です。

天人渕には、インターネットで綺麗な場所だという記事を読んでから、いつか訪れたいと思っていました。

渓流のほとりからは、すぐ目の前に天人渕を見ることが出来ます。

滝壺から流れる水は透明度の高い清流。

清水を湛えた滝壺は綺麗なコバルトブルー。

渕を形成する岩盤の周囲は鮮やかな緑色をした苔が覆っていました。

噂にたがわぬ美しい景観です。

ただ、訪れたのは正午を大分過ぎていため陽光がさしていないのが少し残念でした。

陽の光が当たる天人渕はさらに綺麗だっただろうと思います。

なお、天人渕の少し上流には越畑の滝が流れています。

まとめ

天人渕では、香々美川周辺の自然と清流が織りなす美しい風景を見ることが出来ます。

散策道入り口から少し歩くだけで観賞できる点も天人渕の利点です。

ただし天人渕までの舗装路はないので、アウトドア用の靴で訪れた方がよいでしょう。

基本情報

所在地

〒708-0301 岡山県苫田郡鏡野町越畑

料金

無料

写真撮影日

2021年5月

これまでに訪れた岡山県の散策地

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