杉本寺(神奈川県鎌倉市)に参拝してきました。

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神奈川県鎌倉市二階堂に建つ杉本寺に参拝してきました。

アクセス

「杉本寺」は、鎌倉駅から小町大路と県道204号を経由して1.8 km程の場所に建っています。

鎌倉駅からは、徒歩で26分程で「杉本寺」に到着します。

バスでは、鎌倉駅から京急バスに乗車しバス停「杉本観音」で下車をして少し歩くと「杉本寺」に到着します。

駐車場

「杉本寺」には専用駐車場はありません。

車で来られる方は、近隣の有料コインパーキングに駐車しましょう。

最寄り駅・近隣交通機関から

「鎌倉駅」から小町大路と県道204号を経由して約1.8 km

地図

杉本寺

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「杉本寺」は、神奈川県鎌倉市二階堂に建つ天台宗の寺院です。

坂東三十三箇所・鎌倉三十三箇所の第1番札所になっています。

御本尊は天平6年(734年)行基菩薩御作(ぎょうきぼさつおんさく)、仁寿元年(851年)慈覚大師円仁御作(じかくだいしえんにんおんさく)、寛和(かんわ)2年(986年)恵心僧都源信御作(えしんそうずげんしんおんさく)の三体の十一面観音様。

山号は大蔵山。

天平6年(734年)聖武天皇の后である光明皇后の御願により、藤原房前(ふじわらのふささき)、行基菩薩によって建立されたと伝わります。

文治5年(1189年)に火災がおこった際、御本尊三体自ら庭内の大杉の下に火を避けられたので、それより「杉の本の観音」と呼ばれたと言い伝えられています。

『吾妻鏡』によれば、火災時には別当浄台房が炎の中から本尊を持ち出し無事であったとされ、建久2年(1191年)源頼朝が杉本寺を参拝した際に御前立の十一面観音菩薩像と修理料を寄進したとされます。

杉本寺には、礼を欠き、信心なくして馬で寺の前を通り過ぎる者は落馬するというので、建長寺開山大覚禅師(だいがくぜんじ)が祈願し自らの袈裟で行基菩薩が彫られた十一面観音様のお顔を覆ったところ落馬する者がなくなったという話が伝わっています。

杉本寺の景観

石段を上がると受付があり、そこで拝観料を払います。

拝観料は、一般(高校生以上)300円です。(中学生 200円、小学生 100円)

仁王門

受付から少し先には、風格がある仁王門が建っています。

仁王門は茅葺屋根の八脚門です。

仁王像は運慶作と伝えられています。

仁王像からは、背筋がぞくぞくするような迫力を感じました。

苔の階段

仁王門をくぐると、本堂に続く石段が見えてきます。

時を重ね、すり減った石段は緑の苔に覆われています。

現在、この石段は使うことが出来ず、横に本堂に通じる新しい石段が造られています。

かなり絵になる石段で、自分を含め多くの参拝客が苔むした石段を写真に収めていました。

他の参拝客や横の石段が写らないように、よって撮るのが正解なんでしょうが、なかなかに難しかったです。

本堂

苔の石段の左に造られた階段を登ると本堂に参拝出来ます。

御本堂は立派な茅葺屋根の風格がある佇まい。

本堂の周りには十一面観音の旗がはためいています。

本堂の茅葺屋根は20年ごとに吹き替えられているそうです。

本堂にはあがることができ、堂内で十一面観音像を間近で拝むことが出来ます。

ただし、本堂の中は撮影禁止なので、カメラなどはカバンにしまっておいた方がよいでしょう。

鐘楼

苔の庭

まとめ

杉本寺は、奈良時代、天平6年(734年)に建立されたと伝わる鎌倉で最も歴史があるお寺です。

本堂や仁王像、苔の石段などがの見所を有します。(本堂内部は撮影禁止です。)

特に、苔蒸した石段は写真映えするスポットとして有名になっています。

基本情報

所在地

〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂903

拝観時間

平日 9:00〜15:00(14:45受付終了)

土日祝 9:00〜16:00(15:45受付終了)

拝観料

一般(高校生以上)300円

中学生 200円、小学生 100円

お問い合わせ

TEL:0467-22-3463

FAX:0467-22-5977

関連サイト

杉本寺 公式サイト

杉本寺 | 時を楽しむ、旅がある。~鎌倉観光公式ガイド

写真撮影日

2013年7月

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