山口県萩市弥富下にある 猿屋の滝 に行ってきました。
「猿屋の滝」では、長さ300mにわたる柱状節理を川の対岸から眺められます。
実際に訪れた感想を交えて、 「猿屋の滝」の注目ポイントやアクセス・駐車場の状況などをレポートします。
猿屋の滝 アクセス
訪問日は車で「猿屋の滝」に訪れました。
「県道124号」から「県道304号」に入り、約800mほど進むと「猿屋の滝」の看板が見えてきます。
駐車場
「県道304号」沿いの「猿屋の滝」の看板がある場所が広くなっていて、駐車スペースになっています。
最寄り駅・近隣交通機関から
「江崎駅」から「県道17号」 と 「県道306号 」を経由して約13.5 km
「津和野駅」から「県道17号」 「県道124号」「 県道306号」を 経由して約19.3 km
地図
猿屋の滝
「猿屋の滝」は、弥富下下田原の柱状節理の崖で、江戸時代の絵図に村境「猿屋ノ瀧」として描かれた場所です。
長さ300mにわたる柱状節理を川の対岸から見学できます。
「猿屋の滝」は、平成27年3月16日から「記念物(名勝及び天然記念物)弥富猿屋の柱状節理(猿屋の滝)」として萩市指定文化財に指定されています。
基本情報
名称 | 猿屋の滝 |
所在地 | 〒759-3303 山口県萩市弥富下 |
定休日 | |
営業時間 | |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | 萩市役所 0838-25-3131(代表) |
公式サイト | 龍が通った道・猿屋の滝 – 萩市ホームページ |
レビュー・レポート
「県道17号」を走行中「猿屋の滝」への案内板を見かけたので、滝によってみることにしました。
案内板の示す「田万川」沿いの道を、しばらく走ると道脇に広いスペースがあり、そこに「猿屋の滝」の看板がありました。
阿武火山群の火山の一つ、伊良尾火山は、約40万年前、激しい噴火をし玄武岩の溶岩を流し、溶岩台地を作り、さらに川の中に流れ込んだ溶岩流は14km先の上小川上ノ原台地まで到達しました。
当時、伊良尾山から溶岩が流れたルートは、現在「龍が通った道」と名づけられ、火山活動の痕跡が学べる見学コースが作られています。
「猿屋の滝」は、その見学コースの一部になっています。
看板の正面、「田万川」を挟んだ崖の上に大きな柱状節理が見えます。
柱状節理の長さは300mにわたり、江戸時代の絵図にも村境「猿屋ノ瀧」として描かれていたそうです。
かつては雑木が繁りうっそうとした状態でしたが、地元の人が地域の見どころの一つにしようと伐採作業を行った結果、長大な柱状節理を対岸から眺めることができるようになったとのこと。
ちなみに柱状節理の下には「田万川」に流れこむ滝があります。
川沿いの滝は、看板のある広場から田のあぜ道に降り、田万川の下流対岸の方にむくと見ることができます。
訪問日の滝は、ほとんど水が流れていませんでした。山が深くはなさそうだったので、おそらく普段から水量は多くないのではないかと思います。 雨が降った後などには、水量の多い滝が見られるのではないでしょうか。 |
最初 自分は、「柱状節理」か「水の流れる滝」のどちらが「猿屋の滝」と呼ばれているかはっきりとわかりませんでした。
帰って調べてみたところ、柱状節理の方が「猿屋の滝」といわれているとわかりました。
ただ「田万川」沿いの滝の水は、柱状節理のある崖付近から流れていると考えられます。
だとすると、この滝も含めて「猿屋の滝」なのかもしれません。
猿屋の滝 まとめ
山口県萩市弥富下にある「猿屋の滝」では、川の対岸から長さ300mにわたる柱状節理を見学できます。
車を降りたらすぐ目の前に柱状節理が広がる、気軽に訪れることができる名所です。
見学するだけなら時間はかからないので、近くにある「龍鱗郷(りゅうりんきょう)」や「畳ヶ淵」などの名所とセットで巡るといいと思います。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2019年10月
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