鳥取県日野郡江府町の農村集落「御机地区」で 御机の茅葺小屋 を観賞してきました。
「御机の茅葺小屋」は、大山南壁を望む風光明媚な田園風景の中に茅葺きの建物が建つ絶景ポイントです。
実際に訪れた感想を交えて、「御机の茅葺小屋」の見所やアクセス・駐車場の状況などをレポートします。
御机の茅葺小屋 アクセス
「鍵かけ峠」方面から大山環状道路「県道45号」を南に約4.4キロ走り、「御机地区」の集落の方向に右折。
やや細い集落の街路を南へ400m程進み、十字路を右折し100m程行くと「御机の茅葺き小屋」が見えてきます。
駐車場
「御机の茅葺き小屋」の周辺に、専用駐車場と明記されている場所はありませんでした。
「御机の茅葺き小屋」前の道沿いに広くなった場所があり、そこに普通車4~5台分の駐車スペースがあります。

「御机の茅葺き屋根」から200m程離れた十字路に周辺の地図があり、地図の前に普通車数台分(1~2台ぐらい)の駐車スペースがあります。
自分は、こちらに駐車させていただきました。

いずれも、観光駐車場ではないと思われるので、農業用車や集落の通行の邪魔にならないよう留意しましょう。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「江尾駅」から国道482号 と 県道315号を経由して約9.7 km
- 米子自動車道江府ICから16分(約10.8 km)
- JR「米子駅」から国道181号と 国道482号 と 県道315号を経由して約32.9 km
地図
御机の茅葺小屋(みづくえのかやぶきごや)
「御机の茅葺小屋」は、鳥取県西部に位置する江府(こうふ)町の御机集落にあります。
御机は大山寺へと続く5つの古道(横手道、尾高道、坊領道、川床道、溝口道)のうち横手道が通る集落です。

基本情報
| 名称 | 御机の茅葺小屋 |
| 所在地 | 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机 |
| 営業時間 | |
| 定休日 | |
| 料金 | 無料 |
| お問い合わせ | 0859-75-6007(江府町観光協会)、0859-75-6610(江府町 農林産業課) |
| 公式サイト | 御机の茅葺小屋 | 奥大山物語 鳥取県江府町役場公式 |
レビュー・レポート
霊峰大山を仰ぎ、のどかな田園風景が広がる絶景地の一角に「御机の茅葺小屋」は立っています。
ちょうど大山南壁を真南から見上げるロケーションに建つ茅葺小屋は、写真や絵画を趣味にする人たちにとって絶好の名所になっています。

この景観を最初に見出したのは、地元カメラマンだそうです。
四季を通じて美しい場所ですが、特に人気なのは紅葉と新緑の時期。
「御机の茅葺小屋」の新緑の見頃は、例年5月上旬~5月下旬。
紅葉の見頃は、例年10月下旬~11月上旬。

今回訪れた新緑の時期には、「茅葺小屋」下の水田に大山が写りこむ逆さ大山も見ることが出来ます。

茅葺小屋は農機具庫として使われていましたが、現在は現役を退いています。
使用されていない小屋が良好な状態で保たれているのは、地元の人たちが趣ある景観を守るため保存行為を行ってくださっているからだと聞きました。

2006年、2017年には、地元の人たちによる、屋根の葺き替えなどの修復作業が行われたそうです。
御机みつめの棚田
御机みつめの棚田は「御机の茅葺小屋」から、南に1キロ前後下った場所にある御机集落もう一つの絶景ポイントです。
新緑が芽吹く田植えの時期には、水田に大山が写りこむ逆さ大山が見られます。

「御机の茅葺小屋」から、徒歩で15分程の場所にあり、如来原御机線「県道315号」沿いからも棚田を眺められます。
整然と圃場整備された広々とした水田地帯の南に、大山南壁を望む棚田です。

御机の茅葺小屋 まとめ
「御机の茅葺小屋」がある御机集落は、大山南壁を背景にした里山の原風景が残る景勝地です。
特に紅葉と新緑の時期は、美しい景観が見られるといわれています。
御机集落は大変雪深い地域なので冬に車で来訪するのは難しいですが、田園と小屋が雪化粧をした景観も素晴らしいそうです。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2020年5月
これまでに訪れた鳥取県の散策地