岡山県津山市阿波を流れる落合川上流にある名瀑「布滝」を見てきました。
アクセス
布滝には、津山市街地方面から車で向かいました。
県道118号を北に走り、「大高下公会堂」を過ぎて少しの道を右折。
渓流沿いの「阿波森林公園」を横目に坂を上がり、案内板にしたがって「渓流茶屋」から4キロ程走ると「布滝」の駐車場に到着します。
駐車場
滝見道の入り口に舗装された立派な駐車場があります。
駐車場の横にはトイレと東屋があります。
普通車数台は停められる広さがありました。
駐車場から布滝までは、200m程です。
最寄り駅・近隣交通機関から
布滝の駐車場まで。
駐車場から徒歩5分程で布滝。
- 美作河合駅から県道118号を経由して約10キロ
- 津山駅から県道6号を経由して約36.5 km
- (車)中国自動車道津山IC~車で50分
地図
布滝(のんたき)
駐車場から滝見道を5分程歩くと、黒い玄武岩の上を白い滝水が流れる「布滝」が見えてきます。
布滝があるのは、岡山県津山市阿波大杉。
津山市に合併される前は「阿波村」と呼ばれていました。
「阿波村」は、岡山県と鳥取県の県境だった村落で、岡山県の市町村のなかで最も人口の少ない村でした。
布滝は、標高830mに位置し黒岩高原の水を集めて流れています。
玄武岩の柱状節理が滝となっている、特徴的な姿をした滝です。
黒い岩壁の上を流れる水が、まるで白い布をさらしたように見えることから「布滝」と呼ばれるようになったといわれています。
黒い凹凸がある柱状節理に白い滝水が流れる、はっきりとしたコントラストをなした印象的な姿の滝です。
滝水を白い布と見立てた「布滝」という名称がじつにしっくりきます。
周囲の新緑も鮮やかでした。
玄武岩の典型的な色である黒みを帯びた滝の柱状節理は、水に削られて少しなめらかになっています。
滝下の渓流に転がる石は大振りですが、角が取れてやや丸みを帯びているような気がしました。
観瀑場所から見える滝の落差は約25m。
上流には滑滝が続き、それを含めると約50mの滝といわれます。
かつて滝には大きな滝壺があり、そこに大きなオオサンショウウオが棲んでいたという言い伝えがあるそうです。
まとめ
布滝は、黒い柱状節理に沿って白い滝水が流れる印象的な姿の滝です。
春から夏にかけては、高原の雪解け水のおかげで水量が多く見ごたえがあります。
自分は、新緑のあざやかな5月に訪瀑しました。
駐車場から5分程歩けば見られるので訪れやすい滝です。
秋には、滝周辺の落葉樹が綺麗に紅葉します
基本情報
所在地
〒709-3951 岡山県津山市阿波
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2016年5月
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