長慶寺(山梨県都留市)に参拝してきました。

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山梨県都留市に建つ長慶寺に参拝してきました。

アクセス

「長慶寺」には、富士急行線「十日市場駅」方面から歩いて訪れました。

「国道139号」を 経由して、住宅街の街路を歩き、20分程で「長慶寺」に到着。

駐車場

50台完備

(駐車場は無料)

(団体バスで行かれる方は事前にお寺に連絡を入れてください。)

最寄り駅・近隣交通機関から

  • 富士急行線「十日市場駅」から富士みち/「国道139号」を 経由して約1.2 km
  • 「都留 I.C.」付近から「城山大橋」 「県道705号」を経由して約4.0 km
  • 富士急行線「都留市駅」から「県道705号 」を経由して約4.5 km

地図

長慶寺

「長慶寺」は、臨済宗妙心寺派の寺院です。

山号は石頭山。

御本尊は東方薬師瑠璃光如来。

「長慶寺」は最初、寛正三年、(西暦一四六二)天台宗の行者の大淵阿闍梨により開かれた「長慶庵」という小さな寺でした。

その後、元亀元年(西暦一五七〇)鎌倉は「建長寺」の僧の五峯東源禅師が堂宇を造営し庵を寺と改め天台宗から臨済宗に改宗して現在にいたっています。

また「長慶寺」では、蛇が境内の守り神と昔から言い伝えられ、境内の蛇塚の上には弁財天様の使いの白い蛇が頭にのっていて八本の手に武器や鍵等持つ開運等の女神である八臂弁財尊天様がお祀りされています。

境内に美しい湧き水が流れている「長慶寺」は、平成の名水百選に選定された「十日市場・夏狩湧水群」に属しています。

御本尊の由来

「長慶寺」の御本尊には、次のような逸話が残っています。

その昔、西桂村に御満長者が薬師堂を作り安置したが家、絶えて薬師堂のみ残りその後、富士の雪解け水俄に出て堂宇を押し流して「長慶寺」近くの泉に薬師如来のみ留まり、それを安置したものが「長慶寺」のご本尊です。

その後、谷村藩主、鳥居土佐の守の御令女が、眼病にて本尊薬師如来に願掛けをしたところ眼病が完治しました。

同藩主秋元但馬の守のご令室も長慶禅寺に参拝し病が治り、やがて一般庶民に霊験ある薬師として広く知られるようになり、十月十一日の薬師祈祷会の縁日には、参拝者が群をなし境内に入りきれないほどの賑わいをみせていました。

(現在でも十月十一日の薬師祈祷例祭を近隣の和尚様を厳集し、荘厳なご祈祷がおこなわれています。)

境内の景観

「長慶寺」は日当たりのよい平坦地にあり、境内を囲う生垣や壁のない開放的なお寺です。

境内に建つ本堂は入母屋造。

素朴な雰囲気で、穏やかな空気の流れるお寺です。

「長慶寺」の最大の特徴は、境内の中を美しい湧水が流れていることです。

この清廉な流水は、薬師洗眼の水、通称「眼鏡池」と呼ばれ

江戸時代に眼病を患った谷村藩主「鳥居土佐の守の御令女」が長慶禅寺を参拝して、眼を洗眼したところ治った。

という言い伝えが残る水です。

眼鏡池の中には、綺麗な水の中でしか育たないという梅花藻が白く可憐な花を咲かせていました。

梅花藻の見頃は、例年ですと5月下旬~7月下旬。

参拝した日は、見頃を過ぎていたので花の数は少なかったです。

湧水の水温は年間を通して約12℃~13℃に保たれています。

眼鏡池のほとりには、参拝者がくつろげるようベンチが置かれています。

また、境内から道を挟んだ場所にある大樹の下からは長慶薬師霊命水が湧き、その下流には梅花藻の育つ湧水池があります。

湧水池

まとめ

「長慶寺」は、境内や周辺に美しい湧水が流れる、清浄な雰囲気のお寺です。

「長慶寺」周辺の湧水は、「平成の名水百選」に選定された「十日市場・夏狩湧水群」に属しています。

垣根のようなものがないので開放感があり、まったりとくつろげる居心地の良さがありました。

基本情報

所在地

〒402-0035 山梨県都留市夏狩240

料金

志納

お問い合わせ先

Tel 0554-56-9453

関連サイト

長慶寺 公式ホームページ

長慶寺 – 都留市観光協会

写真撮影日

2018年10月

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