山梨県都留市にある太郎・次郎滝に行ってきました。
アクセス
富士急行線「東桂駅」から歩いて、「太郎・次郎滝」に向かいました。
「東桂駅」から東に歩き富士急行線の線路の下をくぐります。
坂道を降りていくと、途中に周辺の案内地図があります。
案内図からさらに降りると住宅街に着きます。
所々にある滝への案内標識に従い、住宅脇の小道を抜けると「太郎・次郎滝」が流れる渓谷に降りる階段に到着します。
駐車場
滝まで徒歩10分程の場所に、「太郎次郎滝」専用駐車場があります。
普通車10台程が駐車できます。
都留市観光協会のホームページに掲載されている駐車場の住所
都留市夏狩1800-1
最寄り駅・近隣交通機関からは
富士急行線「東桂駅」から富士急行線の下をくぐり住宅街を歩いて徒歩で約15分(東桂駅から約600m)。
地図
太郎・次郎滝
階段を降りると、柄杓流川(ひしゃく・ながれがわ)に橋が架かっていました。
柄杓流川は三ツ峠を源流として西桂町と都留市内を流れ、桂川に合流する1級河川です。
「むかし柄杓流川から西にある河口湖の南岸にある筒口と呼ばれるところから柄杓を流したところ、三ツ峠の山裾の水の湧きだす口から柄杓が流れ出した」
という伝承が名称の由来とされているそうです。
流れる水は美しく、水量は豊富です。
橋から上流を見ると木立の間に「太郎・次郎滝」が見えました。
滝のある崖からは湧水が出て、いくつもの流れを作っています。
橋を渡って少し歩くと「太郎・次郎滝」の前に着きます。
滝前には観瀑所が整備されていて、案内版やベンチが設置されていました。
観瀑所からは川を挟んで目の前に「太郎 次郎滝」が見えます。
「太郎・次郎滝」は崖からの湧水が造る二条の滝です。
滝の高さは約10m。
流れる水は、平成の名水百選に選ばれている「十日市場・夏狩湧水群」の清水です。
案内板によると
「昔、夏狩のある家に太郎、次郎という兄弟の賊が入り、村の人たちに見つかって追い詰められ、二人とも北の崖から飛び降りて死んだ。太郎の飛び降りたところの滝を太郎滝、次郎が飛び降りたところの滝を次郎滝という。」
と言い伝えられているそうです。
言い伝えの物悲しさと裏腹に、湧水の滴る断崖に流れる滝は印象的で見ごたえがありました。
周囲は静かで、川のせせらぎと滝の音だけが聞こえてきます。
まとめ
「太郎・次郎滝」は、崖からの湧水が造る二条の滝です。
湧水のわく断崖に流れる滝は、非常に印象的でした。
まさか住宅街のすぐ近くにある渓谷で、このような幻想的な景観が見られるとは思いもよりませんでした。
基本情報
所在地
〒402-0035 山梨県都留市夏狩
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2018年10月
これまでに訪れた山梨県の散策場所
永寿院(都留市) ~ 「平成の名水百選」に選ばれた清水が湧水する古刹~