ドックヤードガーデン 【横浜ランドマークタワー敷地内にある日本最古の現存船渠 】

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日本に現存する商船用石造りドックとしては最も古い、「旧横浜船渠第2号ドック」を復元して生まれた「ドックヤードガーデン」に行ってきました。

「ドックヤードガーデン」は「みなとみらい21」にそびえる「横浜ランドマークタワー」の直下に造られています。

アクセス

ドックヤードガーデンへは、みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩で向かいます。

駅から「横浜ランドマークタワー」を目指し、地下街を通ってドックヤードガーデンに到着。

駅から徒歩で5分程です。

駐車場

ランドマーク駐車場

収容台数 1,400台

車両サイズ 車高2.1m以下、車幅2.5m以下、車長6m以下

利用料金

30分280円(税込)

買上げ金額によるサービスあり

営業時間

24時間営業

4:00~6:00は施設利用者のみ入庫可。バイクは不可。三輪不可

最寄り駅・近隣交通機関から

  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」動く歩道で徒歩約5分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約3分

地図

ドックヤードガーデン

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「みなとみらい21」にそびえる「横浜ランドマークタワー」。

その東側 直下にあるドックヤードガーデンは、現存する商船用石造りドックとして日本最古の「旧横浜船渠第2号ドック」を復元して造られたコミュニケーションスペースです。

「旧横浜船渠第2号ドック」は海軍技師 恒川柳作氏の設計により、1895年(明治28年1月)に着工され1896年(明治29年12月)に竣工しました。

ちなみに第一ドックは1898年(明治31年12月)に竣工しています。

以来、「横浜」の発展に寄与してきたこのドックは、昭和40年代に入り、船の大型化、小型船修繕の中小造船所への移行等により使用頻度が低下。

1973年(昭和48年)にその機能を停止します。

そして1989年(平成元年)横浜市から歴史的建造物の認定を受け、1993年(平成5年)に横浜ランドマークタワーの敷地内に復元されました。

さらに、1997(平成9 年12月)には国重要文化財に指定されています。

ドックヤードガーデンの景観

自分は何度か横浜に訪れていますが、国重要文化財に指定されているような建造物がランドマークタワーの敷地内にあるとはつい最近まで知りませんでした。

ドックヤードガーデンは全長約107m、上辺幅約29mあり、深さも約10mにおよびます。

巨大なドックヤードガーデンの底部を歩き石造りの壁面を見ていると、まるで古代遺跡にでも訪れているかのような錯覚におちいります。

渠頭部側

渠口部側

歴史を感じさせる石造りの壁面は、小松石や六ヶ村石で形成され、ブラフ積み(直方体の石の長い面と短い面を交互に見せながら積み上げていく方法)といわれる方法で造られているそうです。

石壁には通行口がついていて、ここから直接地下街に出入りできます。

ドックヤードガーデン地下街B1F・B2Fにある食のエンタテイメントゾーン「みらい横丁」には、沢山の飲食店が軒を連ねています。

現役の商業施設と、これほど機能的に一体化している国重要文化財は珍しいのではないでしょうか。

プロジェクションマッピング

(2020年9月時点、プロジェクションマッピングは現在開催されていないようです。)

日暮れ後、ドッグヤードガーデンでは、プロジェクションマッピングが実施されていました。

ここのプロジェクションマッピングは、造船ドックの舟形の壁面に映像が投影される立体的な空間演出となっています。

実施は19時、20時、21時の一晩3回。

入場は無料ですが、3階スカイガーデン入口で、あらかじめ整理券を受け取っておく必要があります。

定員は、各回500人です。

自分が訪れたのは、日曜日の19時の部。

人数的には、かなり余裕がありました。

映写時間は約10分。

周囲の壁面に沿って、横浜の歴史が臨場感ある演出で映し出されます。

ちょっとしたアトラクションを無料で遊ばしてもらったような、少しお得な感じがしました。

まとめ

面積の大きな国重要文化財が、商業施設と機能的に一体化している稀有な場所です。

また日本最古の商船用石造りドックに、直接ふれられる場所としても貴重な施設です。

基本情報

所在地

〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目2−1

料金

無料

関連サイト

ドックヤードガーデン | はまこれ横浜

ドックヤードガーデン | 神奈川観光情報サイト

写真撮影日

2017年3月

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