月崎駅(つきざきえき)は、1926年(大正15年)開業し1967年(昭和42年)に※無人駅になった、小湊鉄道線の木造駅です。
(※地質時代の区分の一つに「チバニアン」がくわわり、「里山トロッコ」停車駅となったことを契機に、有人化されました。今は、出札窓口と駅務室が設置されています。)
森ラジオステーション
小湊鉄道に乗車中、あじわいのある木造の駅舎にひかれて月崎駅に下車しました。
駅から出て、周りを見ると。
なんです?この建物は。
最初に思い浮かんだ言葉は「トトロの家」でした。
手前には、名前の書かれた表札が。
「もりらじお」 とは、いったい・・・。
謎は深まります。
山に囲まれた静かな無人駅の横に、草に覆われたミステリアスな屋舎。
なんでしょうか、この異世界感は。
好奇心の赴くまま近寄ってみると、外壁の草には花が咲き、そして蝶まで。
少し興奮気味に写真を撮っていると、もう一人見学者がやってきました。
その方の話では、2014年に開催された「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」にて、木村崇人さんが制作した森ラジオステーョンという作品だそうです。
かつて駅長室だった屋舎を使って造られている、との事でした。
なるほど、そりゃプロの仕事ですよね。
どうりで、一目見て興味をかきたてられるわけです。
中房総国際芸術祭の作品は、他の場所にも残っているそうなので機会があれば巡ってみたいと思います。
まとめ
不思議な雰囲気の漂うアートステーションです。
春には、桜の咲き誇る華やかな景色が見られるそうです。
駅本屋と旧下り線プラットホームが、2017年(平成29年)5月に国の登録有形文化財に登録されました。
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基本情報
所在地
千葉県市原市月崎
交通アクセス
小湊鉄道「月崎駅」下車
料金
千葉駅~月崎駅まで電車運賃1340円
五井駅~月崎駅まで電車で57分 1100円
上総中野~月崎駅まで電車で17分 410円
駅ではレンタサイクル(100円)の貸し出しが実施されています。
関連サイト
写真撮影日
2014年10月