真鶴半島自然公園【 名勝三ツ石を抱える自然豊かな景勝地 】 

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古くからの港が残る神奈川県足柄下郡真鶴町の景勝地である真鶴半島に行ってきました。

アクセス

真鶴半島には電車とバスを使って訪れました。

JR「真鶴駅」から伊豆箱根バス「ケープ真鶴行」に乗車。

バス停「ケープ真鶴」で降車。

(2021年時点で、真鶴駅からケープ真鶴までのバスの運賃は260円。)

最寄り駅・近隣交通から

JR「真鶴駅」からケープ真鶴まで県道739号を経由して約4.1 km

駐車場

ケープ真鶴駐車場(第1駐車場、番場浦駐車場)は、令和2年4月1日から全て有料となりました。

(緊急車両は除きます。)

駐車料金

1,000円/1日

(1)真鶴町民、湯河原町民、ふるさと町民は、各町民であることを証明する書類(町民利用証等)をケープ真鶴内のレジにて提示すれば、駐車料金が返金されます。

(2)上記町民以外の方は、ケープ真鶴内で当日使用料金が2,000円を超えるレシートをケープ真鶴内のレジで提示すれば、駐車料金が返金されます。

地図

神奈川県立真鶴半島自然公園

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真鶴半島は、相模湾に突き出た半島で、岬の形が鶴が羽を広げたようにみえることからその名がつけられたといわれます。

古くからの漁港、保安林となっている手つかずの森林、相模湾に広がる雄大な海などを見られる景勝地です。

県立真鶴半島自然公園の広さは約138ヘクタール。

真鶴半島にある真鶴岬は初日の出を見る絶景地点として有名です。

バス降車後は、ケープ真鶴を起点として、海岸線と保安林を中心に散策しました。

ケープ真鶴

ケープ真鶴は半島の突端近くの高台にあり、相模湾とその海岸線を眺められるロケーションを持つ観光施設です。

売店や食堂・休憩所・トイレなどを備えています。

まずケープ真鶴で昼食を食べ、真鶴半島の先端にある「三ツ石」へと向かいました。

三ツ石海岸

三ツ石は文字通り、海に三つの岩が突き出ていてしめ縄がつけられた、この海岸を代表する名勝です。

干潮時には浅瀬が「三ツ石」まで続き、歩いて行けます。

訪問時の日差しは強かったですが、ここでは爽やかな海風を感じる心地よい時間を過ごせました。

しばらく景色を眺め、海岸沿いに整備された遊歩道を歩きました。

遊歩道は景観に優れ、陸側をみると保安林の勢緑、海側は相模湾の海原、振り返ると名勝「三ツ石」を見ることが出来ます。

岩磯~岩礁地帯

やがて遊歩道は途切れ、角の取れた丸石の転がる磯へと着きました。

前方には、大きな岩のせりだす岩礁地帯が見えます。

磯では石が波に洗われ、コロコロと耳に心地よい音を立てていました。

磯を抜け岩場にあがってみると、岩がくりぬかれ明らかに人為的な加工の跡がありました。

真鶴は、江戸城の築城にも使われた小松石といわれる良質な安山岩の産地として知られています。

岩場にある遺構は小松石の採石跡なのでしょうか、あるいは岩を運ぶために造られた船着場のような施設の跡なのかもしれません。

詳細はわかりませんが、広い範囲に手が入っており見方によっては岩場に造られた砦のようにも見えます。

(後日調べたところによると、小松石の採石跡のようでした。)

保安林

折り返して、遊歩道の分岐道から保安林へと上がりました。

この保安林は魚つき保安林といい、茂った樹木が海面に影を落とし暗所を好む魚が生育しやすい環境を作っています。

クロマツ、楠、シイなど巨樹となる樹種も多く、手つかずに近い環境の林は原生林のような様相です。

かつて真鶴半島は萱原(かやはら)だったといいます。

江戸時代に木材が大量に必要になったことから、幕命により小田原藩に割り当てられた15万本のマツ苗が植林されました。

それが明治維新後には、皇室御料林として保護されます。

昭和22年(1947年) 御料林は国有林となり、昭和27年(1947年)には真鶴町に払い下げられました。

森林の周辺には見晴らしのよい場所や美術館もあり、飽きずに散策できました。

まとめ

真鶴自然公園では太平洋が育んだ風光明媚な海岸と深い緑をたたえる森林。

山と海の豊かな自然の中を散策できます。

特に三ツ石周辺は景観にすぐれ、心地よい時間が過ごせました。

出来れば、晴れた日の訪問を推奨します。

ケープ真鶴から駅に向かうバスは最終便が4時半頃と観光地にしては早いですが、駅までのんびり歩いて一時間ほどなので徒歩で帰ることも難しくありません。

 基本情報

所在地

〒259-0201奈川県足柄下郡真鶴町

交通アクセス

真鶴駅からバスで10分 もしくは徒歩で40分

料金

無料

関連サイト

県立真鶴半島自然公園 – 神奈川県ホームページ

県立真鶴半島自然公園 | 神奈川県 真鶴町 | 全国観光情報サイト

写真撮影日

2008年6月

2013年8月

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