旧竹林院(滋賀県大津市)に訪れた感想と現地レポート

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滋賀県大津市にある旧竹林院で庭園を見てきました。

アクセス

「旧竹林院」には、道の駅「びわ湖大橋米プラザ」方面から車で向かいました。

県道558号、県道47号を経由して坂本地区にある「旧竹林院」駐車場に到着。

駐車場

道沿いに、広い駐車場があります。

駐車料金は無料です。

駐車場には、トイレが設置されていました。

乗用車 12台、大型バス 5台(大型バスは事前に連絡して下さい)

最寄り駅・近隣交通機関から

京阪電気鉄道石山坂本線「坂本比叡山口駅」から県道316号を経由して約550m

JR「比叡山坂本駅」から県道316号を経由して約1.2 km

比叡山鉄道比叡山鉄道線「ケーブル坂本駅」から県道47号を経由して約500m

地図

旧竹林院

「旧竹林院」は、比叡山延暦寺の門前町として栄えた坂本に点在する里坊のひとつです。

面積3,300㎡の庭園や主屋をはじめ、大正時代に建てられた2棟の茶室や四阿(あずまや)などがあります。

天正20年(1592)比叡山延暦寺の隠居屋敷として建立されたとされ、江戸中期の山門三塔坂本惣絵図にも描かれています。

明治時代初頭の廃仏毀釈の影響で一時衰退し、土地は資産家の手にわたりましたが、現在は大津市が所有しています。

茶室と四阿は平成5年( 1993年)3月に大津市指定文化財に指定され、庭園は平成10年( 1998年)12月に国の名勝に選ばれています。

庭園

山門をくぐって受付に向かいます。

山門から受付に向かう園路では、堅牢で美しい 「穴太積み」の石垣が見られます。

「穴太積み」は、滋賀県大津市坂本 穴太地区に暮らしていた、「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる石工職人たちが造った

「野面積」の石垣です。

「穴太衆」が造る石垣は非常に高品質で、織田信長が召し抱えていたといわれ、全国の城づくりに多大な影響を与えたとされています。

受付は主屋の前にありました。

拝観料は、大人330円。

まず主屋から庭園を観賞。

座敷には、黒いテーブルが置かれリフレクションの写真を撮ることが出来ます。

2階からも庭園を眺められます。

2階からは庭園を俯瞰して観賞でき、1階とはまた違った趣の景観が見られます。

2階のテーブルでもリフレクションが見られます。

主屋から出た後、庭園を回遊。

「旧竹林院」のお庭は、大宮川の水を引き込んだ回遊式庭園です。

手入れの行き届いた樹木や苔が見所のひとつです。

四阿(あずまや)の下にある滝石組からは水が流れていました。

「旧竹林院」は、八王子山を借景とする庭園です。

八王子山の山頂には日吉大社の奥宮が見えます。

石段の脇には立派な石塔がありました。

大正時代に建てられた四阿(あずまや)は、大津市の指定文化財になっています。

石段の上には水路が造られていて水が流されていました。

「穴太積み」の石垣が庭園をかこっています。

大津市の指定文化財になっているカヤ葺きの茶室(小間)は、大正時代に建てられたものです。

「天の川席」と呼ばれる珍しい間取りで、二つの出入り口を設け、主人の両脇に客人が並びます。

この様式は、全国でも武者小路千家東京道場(東京都文京区、旧久米邸)以外に例がないとのこと。

茶室の前には、蹲居と織部燈篭が配されています。

大津市の指定文化財になっている茶室、広間(蓬莱)。

こちらは有料で利用できます(要予約)。

まとめ

「旧竹林院」は、八王子山を借景とし大宮川の清流を引き込んだ見事な回遊式庭園や文化財に指定された建物を有する名勝です。

主屋内と園内の両方から庭園を観賞できるのも特徴です。

主屋内では、磨かれた机に庭園の景色が映り込むリフレクション撮影ができます。

基本情報

所在地

〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目2−13

開園時間

9時~17時(受付は16時30分まで)

休園日

月曜日(祝休日は開園)

祝日の翌日

12月26日~12月31日

入園料

大  人:330円 15人以上 団体割引260円

小学生:160円 15人以上団体割引130円

高齢者(市内在住65才以上)220円

障害者(市内在住、介護者1人含む)無料

お問い合わせ

TEL 077-578-0955

関連サイト

旧竹林院公式サイト

旧竹林院 – 滋賀・びわ湖観光情報

写真撮影日

2023年9月

これまでに訪れた滋賀県の散策地

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