行船公園(平成庭園・源心庵)【 本格的日本庭園が整備された江戸川区立公園 】

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東京都江戸川区にある行船公園に行ってきました。

目的は、公園内にある日本庭園の平成庭園の観賞です。

アクセス

行船公園には、小岩駅からバスに乗って向かいました。

「小岩駅」からバスに乗り、「江戸川区役所前」で乗り換え「北葛西2丁目」で下車。

「北葛西2丁目」から徒歩で「行船公園」に向かいました。

(2021年時点で「小岩駅」から「北葛西2丁目」までバスの料金は420円。)

最寄り駅・近隣交通から

  • 東京メトロ東西線「西葛西駅」から船堀街道/都道308号を経由して約1.4 km
  • 都営地下鉄新宿線「船堀駅」から船堀街道/都道308号を経由して約1.5 km

駐車場

行船公園に専用駐車場はありません。

行船公園北側隣に都立宇喜田公園の有料駐車場があります。

1時間まで300円、以後20分毎100円 入庫後12時間最大1,200円(繰り返し)

地図

行船公園とは

「行船公園」がある場所は昭和8年(1933)に地元議員・田中源氏が、区民の生活文化向上のための公園用地として、当時の東京市へ寄付したものです。

敷地面積は、29.752平方メートル。

公園の名称は、「田中源」氏の屋号「行船」にちなんで「行船公園」と名付けられました。

その後昭和25年(1950年)東京都から江戸川区へ委譲されたのを機に、公園として計画整備されました。

それから、昭和58年(1983年)に自然動物園が開園。

平成元年(1989年)に「平成庭園」が開園しています。

平成庭園

公園北側にある「平成庭園」の大部分は主池を中心に置いた築山池泉回遊式庭園です。

池の畔にある純日本建築の「源心庵(げんしんあん)」の入り口には、枯山水庭園も造られています。

池泉回遊式庭園

庭園を巡る散策路には、サクラ・ツツジ・ハナショウブ・モミジなど様々な樹木が植栽され四季折々の景観を楽しめるようになっています。

ツツジの植え込みの上に見える休憩所は「つつじ亭」です。

訪問日は、ちょうど紅葉の時期で色づいたモミジが綺麗でした。

散策路には「林泉亭(りんせんてい)」や「つつじ亭」など、腰を下ろして休める展望場所も設けられています。

池に浮かぶ大きな飛び石や、重厚な石組で作られた滝も庭園の見所です。

大滝

奥に見える休憩所は、「林泉亭」。

源心庵(げんしんあん)

数寄屋造りの「源心庵(げんしんあん)」は、月見台が池へ張り出した浮御堂(うきみどう)の形式で建てられています。

申し込めば、有料で茶会や会合にも利用できるようです。

利用時間 午前9時から午後9時(要予約)
休館日 12月28日から1月4日
問い合わせ先 電話:03-3675-6442
予約申し込み方法 源心庵、環境部水とみどりの課調整係、各事務所へ直接、来庁のうえ、所定の申込書に利用料を添えて申込。
利用日の5ヶ月前の1日から受付。

訪問日はちょうど使用されていて、中を見学することはできませんでした。

枯山水庭園

「源心庵(げんしんあん)」の前庭には砂紋が引かれ、盛砂が作られた立派な枯山水庭園になっています。

都内でみられる枯山水庭園の中では、かなり大きな方ではないでしょうか。

枯山水に敷かれた飛び石から庭を鑑賞できるのはうれしい特徴でした。

枯山水庭園のほぼ中央に、不整形の切石を使って目地を氷が割れたような形にした敷石(氷紋敷き)が置かれているのが印象的です。

この枯山水庭園を観賞できたことは、今回の訪問の思わぬ成果でした。

自然動物園

「行船公園」には、動物園もありました。

入園は無料です。

入り口付近には、淡水の魚の水槽。

その奥には、羊や鶏とふれあえるコーナーがありました。

「まあ、無料なんでこんなものかな」

と思いきや、いやいやどうして

オオアリクイ

シロフクロウ

ワラビー

中には水棲動物である

ペンギン

オタリア

など普段なかなか見られない動物たちもたくさんいました。

無料にしてはかなり内容の濃い動物園だと思います。

「自然動物園」利用案内

開園時間 10時~16時30分 (土曜日・日曜日・祝休日は9時30分から)

(11月~2月は16時まで)

夏季(7月21日から8月31日)は9時30分~16時30分

ふれあいコーナーの時間 通常/午前 10時~11時45分 午後 1時15分~3時

夏季/午前 10時~11時45分 午後 2時30分~3時45分

休園日 月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月1日)
入園料 無料

公園サービスセンター

公園の案内窓口です。

パンフレットが置かれている他、オリジナルグッズの販売も行われていました。

訪問日は、ここで購入した餌を「平成庭園」にある池の鯉にやっている若者の姿もありました。

釣り堀

釣った魚の持ち帰りはできないそうですが、釣り堀も設けられています。

利用料は無料だそうです。

遊具広場

行船公園の入り口には、遊具や時計台のある広場があります。

まとめ

訪れた目的であった「平成庭園」には、本格的な池泉鑑賞庭園や枯山水庭園が造られていて思った以上に見ごたえがありました。

その他にも園内には 「自然動物園」や釣り堀などがあり、行楽地として充実した場所になっています。

基本情報

所在地

〒134-0081 東京都江戸川区北葛西3丁目2−1

料金

無料

関連サイト

行船公園(平成庭園・源心庵) 江戸川区ホームページ

写真撮影日

2018年12月

これまでに訪れた庭園・公園

成城五丁目猪股庭園(東京都世田谷区)に行ってきました。

見浜園 【県立幕張海浜公園にある端正な日本庭園】

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