瀑雪の滝 (ばくせつのたき) ~毛利元就が涼をとったと伝わる~

スポンサーリンク

広島県三原市本郷町で戦国時代の知将「毛利元就」が鑑賞したといわれる「瀑雪の滝」を見てきました。

アクセス

JR山陽本線と沼田川に並行して延びる県道33号を車で走行し、「瀑雪の滝」の案内板が設置された駐車場に到着。

駐車場はアスファルト舗装され、普通車20~30台が駐車できる広さがありました。

駐車場には、漁業券売場が設営されていました。

駐車場横にあるトンネルをくぐり、遊歩道を200mほど歩くと「瀑雪の滝」が見えてきました。

駐車場から「瀑雪の滝」までは、のんびり歩いて10分程です。

駐車場

県道33号線沿いに、舗装された広めの駐車場があります。

駐車場には漁業券売場が設営され「瀑雪の滝」の案内板が上がっています。

普通車20~30台は停車できる広さがあります。

駐車料金は無料でした。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「河内駅」から県道33号を経由して約5.8 km

JR「本郷駅」から県道33号を経由して約6.9 km

地図

瀑雪の滝

スポンサーリンク

棲真寺中興の祖である仲芳禅師が、滝口を離れ落下する水が玉となり砕けて雪のように舞う様を見て「瀑雪」と名付けたといわれる滝です。

「瀑雪の滝」は永禄4年(1561年)、吉田の群山城主、毛利元就が、長男の隆元と共に、新高山城主の三男小早川隆景を訪ねた帰り、この滝を見物して涼をとり、上流1300m上手の棲真寺で宴を催したと伝えられる滝です。

その逸話から「棲眞寺の滝」とも言われています。

滝の落差は30m、滝幅は4m、滝壺の深さは1mです。

「瀑雪の滝」は滑らかな岩肌を持つ巨岩から流れる直瀑で、武骨かつ硬質な印象の滝です。

滝口の右側には大きな岩壁があり、その上の岩は永福寺を開山した「仏照禅師」の「座禅石」と伝えられているそうです。

山の斜面が切り開かれた観瀑所にはベンチが置かれ、滝下の渓流には橋(三矢橋)が架けられていました。

水量は豊富で、岩に打ち当たった滝水が飛沫となって立ち込めるさまは見ごたえがあります。

飛沫に陽光が当たり虹ができていました。

瀑雪双璧と展望台

三矢橋を渡って5分程山を登ったところにある展望台からは、峻険にそびえる岩峰と滝を眺めることが出来ます。

この迫力ある岩峰と滝の流れる岩壁をあわせて、瀑雪双璧と呼ばれているようです。

人工物がほぼ見えないここからの景色は、毛利元就や隆元、小早川隆景が当時見た風景とそう違わないのではないでしょうか。

そう考えると、なかなか感慨深いものがあります。

まとめ

峻険な岩峰がそびえ、その横に滝の流れる景観は山水画の画題にもなりそうな趣のある風景です。

陽当たりの良い観瀑所は雰囲気がよく、滞在時間も長くなりました。

ここから、十キロ程の距離にある広島森林公園の中には大河ドラマ「毛利元就」のオープニングに使われた優美な滝「女王滝」があります。

基本情報

所在地

〒729-0411 広島県三原市本郷町船木

料金

無料

関連サイト

瀑雪の滝(ばくせつのたき) – 三原市ホームページ

写真撮影日

2016年11月

スポンサーリンク