鮎壺の滝 【溶岩石から吹き出す水の奔流】

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静岡県から天然記念物の指定を受けている「鮎壺の滝」を訪れました。

交通アクセス

正午過ぎに御殿場線「下土狩駅」に着き昼食を食べてから、徒歩で街中を抜けて滝のある「鮎壺公園」へと向かいました。

「鮎壺公園」までは駅から北へ向かって踏切を渡り、県道87号を経由して約400m。

歩いて約5分程です。

駐車場

(県道87号線沿い)「鮎壺広場駐車場」駐車台数、普通車5台。

もしくは、「下土狩駅」前の長泉町営駐車場に駐車してください。

最寄り駅・近隣交通機関から

御殿場線「下土狩駅」から県道87号を経由して「鮎壺公園」まで約400m

地図

鮎壺公園

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「鮎壺公園」は、静岡県「沼津市」と長泉町の境界を成す「黄瀬川」の畔に造られた総面積3119平方メートルの公園です。

園内では「鮎壺の滝」が見られる他、富士山も望むことができます。

公園に入りしばらく歩くと、滝の音が聞こえてきました。

音のする方へ向かうと大きな岩石が積み上がり、そこから幾条かの水が噴出しているかのような特徴的な外観を持つ「鮎壺の滝」が見えてきました。

鮎壺の滝

「鮎壺の滝」は約一万年前に富士山から噴出した三島溶岩流により形成された、高さ9メートルあまり横幅65メートルの幅広の滝です。

「鮎壺の滝」の名称は、遡上してきた鮎がこの滝で止められ群れていたことに由来するといわれています。

かつて、この滝の周辺で黒澤明監督の名作「七人の侍」のロケが行われました。

周囲の地形は平坦で、川の崖になったような場所が滝となっています。

溶岩石の間から吹き出すように流れる滝は、武骨で力強い印象です。

あたりを見渡すと、真っ白に雪化粧した美しい富士山も見えました。

富士山を背景に流れる滝は、なかなか見応えがありますが滝の後ろにマンションなどの近代的な建物が見えるのが少し残念です。

下流に架かった吊り橋からは、滝を正面から眺めることが出来ます。

訪問時は川の水量がそう多くなかったので、河原におりて岩石を渡り滝裏へまわって滝を鑑賞できました。

まとめ

太古から流れる力強い姿の滝は見ごたえがありました。

水量の多い時には、訪問時よりもさらに迫力のある滝となるそうです。

雪解け水が多い春先か、雨後にいけば水量のある滝を見られると思います。

駅から近いので、気軽に滝を鑑賞に行くことが出来るのも魅力です。

ただ背後に近代的な建物が見えるのが少し残念です。

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基本情報

所在地

〒410-0022 静岡県沼津市大岡

交通アクセス

御殿場線「下土狩駅」から「鮎壺公園」まで約400m徒歩5分

料金

無料

関連サイト

鮎壺の滝|見る・遊ぶ|沼津市公式観光サイト

鮎壺の滝 | 南から来た火山の贈りもの 伊豆半島ジオパーク

写真撮影日

2009年12月

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