日本の滝百選に選ばれている養老の滝(岐阜県養老町)に行ってきました。

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岐阜県養老郡養老町に流れる養老の滝に行ってきました。

アクセス

「養老の滝」には、県道96号を経由して車で向かいました。

大垣養老公園線県道96号を走り、養老公園入り口駐車場に到着。

駐車場

公園管理駐車場は無料。

公園管理駐車場の営業時間は9:00~17:00まで。

訪れた時は、養老公園の駐車場は1回300円の料金がかかりましたが現在は無料で利用できます。

※養老の滝入口駐車場のみ休園日に開放されています。 (※年末年始のみ閉鎖です。)

養老の滝駐車場

養老の滝に近い「養老の滝駐車場」は有料です。

収容台数 80台(大型バス不可)
住所 岐阜県養老郡養老町養老公園1290-273
営業時間 9:00~17:00(営業時間延長有り)
お問い合わせ (0584)32-0713
料金 軽・普通車…平日500円、土日祝日…1,000円

※7月20日~8月31日、1月1日~1月3日は1,000円

「養老の滝駐車場」には、蕎麦やうどんなどが食べられる食事処があります。

また「養老の滝駐車場」には、簡易トイレがありました。

「養老の滝駐車場」からは、濃尾平野を眺望する非常に良い景色を見られます。

最寄り駅・近隣交通機関から

養老鉄道養老線「養老駅」から県道96号を経由して約3.5 km

地図

養老神社

養老神社は、岐阜県養老郡養老町に建っています。

養老神社の創建は不詳。

「養老孝子伝説」の源丞内ゆかりの神社といわれ、奈良時代養老年間以降と推測されています。

平安時代に編纂された美濃国神名帳に「従四位上養老明神」と記載されている古社です。

御祭神は菊理媛神(くくりひめのかみ)様。

永正元年(1504年)菅原道真公を合祀し、養老天神といわれていました。

境内には霊亀3年(717)、元正天皇が行幸の際飲まれた霊水の菊水泉が湧き出ています。

菊水泉には「養老孝子伝説」の云われがあり、この水を飲むことで若返るという伝説があります。

菊水泉

霊亀3年(717年)、元正天皇は、この地に行幸され、霊泉で体を洗われると、ご病気が全快しました。

帝はこれをお喜びになり、年号を養老と改めました。

菊水泉には、孝子伝説が伝えられています。

孝子伝説

元正(げんしょう)天皇のとき、美濃国(岐阜県)に源丞内という貧しい若者と体の悪い老父がいました。

源丞内の老父はことのほか酒を愛していました。

ある日、丞内が山で足をとられて転んだところ、その石の間から泉が湧き出ていました。

なめると、なんとその水は酒であったので、丞内は喜んで、老父にその酒を与えました。

すると老父の体が、みるみる元気になるではありませんか。

そのことから酒の泉は、体を直すということで有名になりました。

この話を聞いた天皇は、この地に行幸され、親孝行の丞内を美濃守(かみ)に任じ、養老の滝と命名し、年号を養老と改ました。

この説話は『古今著聞集(ここんちょもんじゅう)』巻8、『十訓抄(じっきんしょう)』巻六にあり、謡曲『養老』にも脚色されています。

養老の滝

「養老の滝」は、岐阜県養老郡養老町にあります。

木曽川水系の滝谷の上流部に流れる落差32m、幅4mの滝で、日本の滝百選に選ばれています。

養老公園内にあり、揖斐関ヶ原養老国定公園に属します。

毎年7月1日には、観光客の無事を祈る養老の滝開きが行われています。

また、菊水泉として名水百選に選定されています。

養老の滝の景観

養老の滝へは麓の公園入り口駐車場付近から登って行きました。

まず、食堂で腹ごしらえをして、「養老神社」と「養老の滝」へ行きました。

養老孝子坂

駐車場から出て緩やかな上り坂の養老孝子坂を登っていきます。

養老孝子坂の両側には土産物屋や飲食店などが立ち並んでいます。

訪れた日は、真冬のシーズンオフだったので半分くらいの店が休業していました。

珍しいところでは、ご当地名物である養老サイダーを売っている店や、ひょうたんで作ったランプが展示してあるひょうたんランプ館などが印象的でした。

ちなみに養老サイダーは名水菊水泉の水を使用して造られ、明治時代から販売されていたそうです。

養老サイダー

養老サイダーは、明治時代に日比野寅吉氏が神戸でオランダ人から製造法を学び誕生させました。

かつては、「東の三ツ矢、西の養老」と言われるほど、人気を博したサイダーでした。

しかし、工場の老朽化や従業員の高齢化等の理由から、2000年に惜しまれつつ製造終了となってしまいます。

その後、養老町観光協会の有志により「養老サイダー復刻プロジェクト」が立ち上がりました。

それから、2017年養老改元1300年祭の3月、プロジェクトを後押しするかのように、かつての養老サイダーの製造法の秘伝のメモが見つかったそうです。

養老サイダー復刻プロジェクトはそのレシピを譲り受け、創業者一族と岐阜県立大垣養老高等学校の協力の下、開発を行い2017年9月に初回限定の5000本を製造。

現在では養老町内で限定販売されています。

養老孝子坂を登っていくと商店通りが途切れ、川沿いの上り坂が続きます。

養老の滝にはそのまま養老孝子坂を登るコースと散策道を登るコースがあります。

散策道

訪れた日は、散策道を登りました。

散策道は舗装はされていませんが、整備が行き届いていて歩きやすかったです。

散策道の途中には椿のトンネルがありました。

散策道を数分登ると養老の滝の前に出ます。

養老の滝の手前の広場には、ベンチや休憩所・自販機がありました。

養老の滝

滝の直前には、しめ縄がはられ神秘的な雰囲気が漂っています。

養老の滝は、水量豊富な力強い直瀑です。

滝の水は大きな岩塊の転がる急峻な渓流に流れています。

渓流はそのまま養老孝子坂沿いの川になっていました。

訪れた日は、シーズンオフのため観瀑客は多くありませんでしたが、絶えず数人の来訪者が滝を見に来ていました。

まとめ

「養老の滝」は、日本の滝百選に選定されている名瀑です。

落差32m、幅4mある水量豊富な力強い直瀑で見ごたえがありました。

「養老公園」の中にあり、駐車場や散策道が整備されている比較的アクセスのよい滝です。

「養老の滝」の近くには、名水百選である霊水・菊水泉が湧く養老神社が建っています。

また周囲には、神社仏閣や「養老天命反転地」などの名所があります。

毎年「春分の日」には春を告げる「若水取り」の神事が行われています。

基本情報

所在地

〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298−2

料金

無料

関連サイト

養老公園・養老の滝 – 岐阜県観光連盟

写真撮影日

2020年2月

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