兵庫県姫路市で鹿ヶ壺を見てきました。
アクセス
「鹿ヶ壺」には車で、竜野市方面から姫路市立「グリーンステーション鹿ヶ壺」を目指して向かいました。
国道29号と県道430号を経由して「グリーンステーション鹿ヶ壺」の駐車場に到着。
駐車場
「グリーンステーション鹿ヶ壺」の駐車場に駐車しました。
「ふれあい交流センター」前の駐車場は広く、普通車数十台は駐車出来そうでした。
駐車料金は無料です。
最寄り駅・近隣交通機関から
(姫路市立「グリーンステーション鹿ヶ壺」まで)
JR「播磨新宮駅」から県道430号を経由して約23.2 km
地図
鹿ヶ壺
「鹿ヶ壺(しかがつぼ)」は、兵庫県姫路市の最北端、安富町関地区を流れる林田川支流の坪ヶ谷に位置する甌穴群の総称です。
垂直落差70m以上の岩床を流れる多段の滝と数十の甌穴で構成されています。
キャンプ場やコテージ、バーベキューサイトなどが設けられているレクリエーション施設のグリーンステーション鹿ヶ壺に隣接しています。
「鹿ヶ壺」は県の名勝に指定されています。
また、周辺一帯は雪彦峰山県立自然公園に属します。
2014年のNHK大河ドラマ、「軍師官兵衛」のタイトル映像の一部が鹿ヶ壺の上の沢で撮影されました。
鹿ヶ壺の景観
「ふれあい交流センター」前の駐車場から歩いて向かいました。
「ふれあい交流センター」には、食堂・売店・トイレ・シャワールームなどが整備されています。
訪れた日は、クーラーが効いていて涼しかったです。
駐車場から橋を渡り、コテージを横目に散策道を歩きます。
渓流沿いの道なりに進んでいくと「鹿ヶ壺」の案内板が見えてきました。
案内板からほんの少しで鹿ヶ壺の入り口があります。
駐車場から「鹿ヶ壺」入り口までは、歩いて8分程でした。
鹿ヶ壺には、石英粗面岩の硬い岩質の岩盤、岩床が数十万年の長い年月をかけて削り磨かれた大小数十個の甌穴と滝があります。
甌穴には、その形状にちなんで名前が言い伝えられています。
上流から順に「鹿ケ壺」ー「鹿の尾」ー「オハグロ壺」ー「底無壺」ー「駒ノ立壺」ー「五郎田壺」ー「雑桶壺」ー「鳥ノシコミ」ー「五郎在壺」ー「尻壺」と続きます。
鹿ヶ壺では、上り坂の遊歩道沿いに、様々な滝と甌穴群を見ることが出来ます。
鹿ヶ壺の入り口にあるのは「尻壺」。
向かって右には遊歩道があります。
広い滝壺の水は、透きとおっていて綺麗です。
遊歩道を少し登ると「五郎在壺(ごろうざつぼ)」があります。
「五郎在壺」の上には滑らかな滝があります。
次に見えてくるのは、「鳥ノシコミ」という甌穴。
甌穴上部には、滑め滝があります。
ほんの少し上がると「雑桶壺(ぞうげつぼ)」という名の甌穴があります。
5番目に見える甌穴は「五郎田壺」。
結構、広い滝壺があります。
6番目に見えるのは「駒ノ立壺(こまのたてつぼ)」。
大きな滝壺と滝があり、見ごたえがあります。
「駒ノ立壺」から遊歩道を登ると「底無壺」が見えます。
透明度の高い水であるにもかかわらず、名前の通り底が見えません。
深さは6mあるそうです。
底無し壺には、いくつかの伝説があります。
底無し壺の伝説
- 瀬戸内海へつながっている。
- 底無し壺には主が住んでいて、それは赤い蛇である。
- 竿を入れると大雨が降る。
その次に見える甌穴は「鹿の尾」と「オハグロ壺」。
散策道手前の案内板の表記には、「鹿ケ壺」と「オハグロ壺」の間にある流路が「鹿の尾」となっていました。
しかし、帰ってインターネットで調べてみると「オハグロ壺」から流れ出る流路が「鹿の尾」であるという説や「鹿ケ壺」の先に「鹿の尾」と表記された看板が立っていたという説がありました。
どの説が確かなのかは、わかりませんでした。
10番目の甌穴は「鹿ケ壺」。
この甌穴群の名称の由来になっている甌穴です。
甌穴の形が鹿の寝姿に似ていることからその名で呼ばれるようになったそうです。
遊歩道の入り口から「鹿ケ壺」まで、写真を撮りながら20分程かかりました。
写真などを撮られない方なら、より短時間で「鹿ケ壺」に到着すると思います。
大河ドラマ「軍師 黒田官兵衛」ロケ地
鹿が壺から更に登った上流域は、2014年放送の大河ドラマ「軍師 黒田官兵衛」のロケ地になりました。
鹿が壺上流域は、手つかずの自然の景観が見られる場所でした。
まとめ
「鹿ヶ壺」は、長い年月をかけて削り磨かれた甌穴群と滝が見られる渓流です。
駐車場や売店・キャンプ場・コテージなどが設けられている「グリーンステーション鹿ヶ壺」が近くにあるので訪れやすい景勝地になっています。
「鹿ヶ壺」上流は、2014年放送の大河ドラマ「軍師 黒田官兵衛」のロケ地になっています。
基本情報
所在地
〒671-2416 兵庫県姫路市安富町関775
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2022年6月