大谷資料館 地下採石場跡 【 古代遺跡ような巨大地下空間 】

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栃木県宇都宮市にある大谷資料館に行ってきました。

アクセス

大谷資料館には、JR「宇都宮駅」からバスに乗って向かいました。

JR「宇都宮駅」西口6番乗場から大谷・立岩行きに乗車して資料館入口で下車。

(2021年時点で運賃460円。)

大谷資料館は、バス停「資料館入口」から徒歩5分程です。

駐車場

第1駐車場(40台)は、団体バス及び歩行が困難な方の専用です。

団体バス駐車場を事前に書面での予約無しで利用する場合は、バス1台につき1000円の駐車料金がかかります。

第2駐車場(大駐車場200台)、第3駐車場(40台)、第4駐車場(70台)は一般客用です。

一般の普通車及びご予約済の団体バスの駐車料金は無料です。

最寄り駅・近隣交通機関から

  • JR宇都宮駅から大谷街道を経由して約10.3 km
  • 東武鉄道宇都宮線「南宇都宮駅」から大谷街道と県道70号を経由して約8.9 km

地図

大谷資料館「地下採石場跡」

大谷資料館のある栃木県宇都宮市北西部の大谷地域一帯は、古くから大谷石の一大採石地でした。

大谷資料館では、大谷石を1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年掘り出して出来た巨大な地下採掘場跡を見学できます。

地下採掘場跡の広さは2万平方メートル(140m×150m)にもおよび、戦争中は地下の秘密工場になっていました。

坑内の年平均気温は8℃前後に保たれているため、戦後は政府米の貯蔵庫として利用されました。

現在は、観光施設としてだけでなくコンサートや美術展・演劇場・地下の教会、また写真や映画スタジオなど多くの用途で活用されています。

映画やドラマのロケ地としても頻繁に使用され、1981年に公開の薬師丸ひろ子さん主演の「セーラー服と機関銃」や1989年に公開の高嶋政宏さん主演の「ガンヘッド」。

最近ですと、2014年に公開の佐藤健さん主演の「るろうに剣心」などの作品で撮影が行われています。

大谷石(おおやいし)

大谷石とは日本列島の大半がまだ海中にあった太古の時代、火山から噴出した火山灰や砂礫が海水中に沈殿してできた軽石凝灰岩(緑色凝灰岩)です。

暖かみのある肌合いが特徴で、軽くて加工がしやすく耐火性にも優れるため、外壁・土蔵などをはじめ教会やホテルなど様々な建造物に使われています。

有名どころでは帝国ホテル・宇都宮カトリック教会、宇都宮駅前の餃子像も大谷石造です。

近年は安価なコンクリートブロックに押され、減産傾向にあります。

地下採石場跡の景観

料金800円を払い入場。

ひんやりと冷たくなる空気を感じながら階段を降りると、驚くほど巨大な地下空間が広がっていました。

緩やかな傾斜で下へ伸びている石造りの広大なホールからは、古代遺跡が連想されました。

ホールをおりると、天井が高く幅もあるこれまた巨大な通路に行き当たります。

壁には石の切り出しあとが規則的に並んでいて、想像を逞しくすると未知の楔形古代文字に見えなくもありません。

地上からの採光箇所にオブジェが設置されていたり、通路に石像があったりと、意図的かどうかはわかりませんが、本当に古代遺跡を探検しているような気分にさせてくれます。

まとめ

大谷資料館「地下採石場跡」は、自然石造りの広大な地下空間で気軽に非日常的な雰囲気を味わえるスポットになっています。

地下採石場跡の平均気温は季節を通して8℃前後、寒がりの方は軽い防寒着を用意した方がいいかもしれません。

建築資材や地質に興味がなくても、一度訪れて見ても損のない施設だと思います。

基本情報

所在地 〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909
料金 大人は800円。子供は400円(小・中学生)。未就学のお子様は無料

身障者手帳をお持ちの方は、ご提示で団体料金と同額になります。

団体料金(20名以上) 大人は700円。子供:350円(小・中学生)
開館時間 4月~11月9:00~17:00(最終入館16:30まで)

12月~3月9:30〜16:30 (最終入館16:00まで)

休館日 4月~11月、無休。

12月~3月、毎週火曜日休館。(火曜日が祭日の場合翌日休館)

年末・年始 12月27日~1月1日休館。

臨時休館の場合があります。

電話番号 TEL 028-652-1232

FAX 028-652-0010

関連サイト

大谷資料館 – 大谷石の歴史と巨大地下空間

写真撮影日

2011年3月

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