雨滝渓谷で雨滝と筥滝を見てきました

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「日本の滝百選」の一つである「雨滝」を観るため、「雨滝渓谷」に訪れました。

アクセス

雨滝には鳥取市方面から車で訪れました。

鳥取市方面から県道31号にはいり、雨滝へ向かう道に右折。

車で坂道を2キロ程登ると雨滝駐車場が見えてきます。

駐車場

渓谷入り口付近に第1駐車場、第2駐車場があります。

第1駐車場から少し上にある、渓谷入り口に一番近い駐車場は駐車台数3~5台程でそれほど広くないです。

自分が訪れた時は車が少なく、渓谷入り口に近い駐車場に停められました。

最寄り駅・近隣交通から

雨滝駐車場まで

  • 東郡家駅から県道39号と県道31号を経由して約17.9 km
  • 岩美駅から県道37号を経由して約18.8 km
  • 鳥取駅から県道31号を経由して約21.7 km

地図

雨滝駐車場

雨滝渓谷

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「雨滝渓谷」は、扇ノ山(標高1310m)に源流を持つ袋川の支流「雨滝川」がつくる渓谷です。

地名にもなっている「雨滝」の他、「布引きの滝」、「筥滝(はこたき)」など大小いくつもの滝があり、それらはあわせて「雨滝渓谷四十八滝」と呼ばれています。

雨滝

渓谷入り口近くの駐車場に車を停めて、傍にある坂を下ると、すぐに「雨滝」が見えて来ました。

玄武岩の岩肌に水量の多い幅広の滝が、真っ直ぐに水を落としています。

滝の落差は約40m、幅は約4m。

辺りに豪快な滝音を響かせ、水煙を上げる迫力のある滝です。

滝前には不動明王がお祀りされ、厳かな雰囲気が漂っています。

滝の前の不動明王に祈願すると、精神病が治ったり商売が繁盛するなどの霊験があるといわれているそうです。

また、雨滝の霊水は、皮膚を守る効果があり、滝に参拝した次の冬は肌荒れが無く、寒さから肌を守ってくれるとつたえられています。

古来この場所は霊場として修業、信仰の場となっていました。

かつて旧暦8月1日(八朔)には「お滝まいり」が行われていたといいます。

現在は毎年6月第1土曜日に「滝開き祭」が開催され、滝をバックにこの地方の伝統芸能である「因幡の傘踊り」や神事などが行われています。

雨滝のすぐ近くには「布引きの滝」と「佛谷の滝」が流れています。

 布引きの滝

「布引きの滝」の水は山の中腹から湧き出す地下水なので、日照りや豪雨でも水量が変わることがないそうです。

佛谷の滝

「佛谷の滝」は苔むした、趣のある渓流といった風情です。

展望台

滝の横につけられた散策道を登ると「雨滝」を眺められる展望台に着きます。

展望台からの眺め

さらに展望台から散策道を10分ほど歩けば、この渓谷で「雨滝」に次ぐ見どころである「筥滝(はこだき)」に到着します。

筥滝(はこだき)

「筥滝」は二段になって流れている、落差約40mの段瀑です。

上段の滝は2つの落水口から滝壺へ水を落とし、その滝壺から下段の滝が流れ落ちています。

滝の岩肌は凹凸のある玄武岩です。

流れの激しい部分は、滑らかに水に削られ光沢をはなっていました。

滝の横には梯子が架けられていて、上段の滝つぼまで登ることができます。

梯子は非常にすべりやすかったので、上り下りには注意してください。

上段の滝つぼ

まとめ

日本の滝百選に選ばれている雨滝は、水量が多く高さもある見ごたえのある滝でした。

雨滝渓谷には日本の滝百選の「雨滝」の他にも、「佛谷の滝」や「布引きの滝」など多くの滝が流れています。

特に「筥滝(はこたき)」は形、迫力、共に一見の価値のある滝です。

「雨滝」や「佛谷の滝」・「布引きの滝」は駐車場から徒歩数分で観賞することが出来ます。

「筥滝(はこたき)」は、雨滝に比べ周辺が整備されていないので、見に行く場合には防水機能とすべり止めのついたトレッキングシューズを履いて行った方がいいと思います。

基本情報

所在地

〒680-0201鳥取市国府町雨滝

料金

無料

関連サイト

雨滝 (あめだき) – 鳥取県観光案内 とっとり旅の生情報

日本の滝百選 雨滝|鳥取市

写真撮影日

2015年11月

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