福井県おおい町にて「野鹿の滝」を観賞してきました。
アクセス
福井県「小浜市」方面から国道162号を走り、道の駅「名田庄」の少し手前から「県道771号」に入ります。
「野鹿の滝」への案内版を見ながら、やや狭い道を道なりに進んでいくと遊歩道入り口への案内板が見えてきます。
案内板に従い坂道を降りると、「野鹿の滝」へ向かう遊歩道に到着。
遊歩道手前は少し広くなっているので、普通車数台なら止められるでしょう。
遊歩道に行かず、そのまま坂を上がっていくと「野鹿の滝」への入り口が2か所あります。
自分は上部の入り口から「野鹿の滝」へ行きましたが、車を止められるスペースがとても狭かったので、遊歩道から歩いて滝へ向かう方が無難だと思います。
(看板付近は道幅が狭いので、対向車には特に注意が必要です。)
駐車場
遊歩道入り口付近に数台。
上部の2か所の入り口看板前にそれぞれ2台ずつ。
(案内版には2台の駐車が可能と書いてありましたが、すこし大きな車なら一台しか止められないと思います。)
近隣交通機関から
- JR「小浜駅」から「国道162号」と「県道771号」を 経由して約32.8 km
- 道の駅 「名田庄」から「国道162号」と「県道771号」を 経由して約6.8 km
地図
野鹿の滝(のかのたき)
福井県おおい町名田庄に存在する「野鹿の滝」は、南川上流部に懸かり「頭巾山(標高871m)」の中腹、標高約350mの位置に流れています。
若狭地方最大の滝といわれる落差30mの段瀑です。
昔、安倍貞任(平安中期に奥州で一大勢力を誇った豪族)の子孫とされる石王丸が、源義家との戦に敗れ「野鹿の滝」にたどり着いたとき、滝壺から白鹿に化身した薬師如来が現れ逃げ道を教示したという不思議な伝説が残されています。
野鹿の滝の景観
「野鹿の滝」が流れる、野鹿谷の雰囲気はまさに深山幽谷。
滝がある谷は深く、携帯電話の電波も届くか怪しい感じでした。
「野鹿の滝」に流れる水は透き通っていて、周囲の岩は緑の苔でおおわれています。
滝の手前に懸かっている滝は「鱒止の滝」です。
周りを緑の樹木に囲まれ、どことなく神秘的な雰囲気を漂わせる滝です。
「野鹿の滝」には、安倍貞任(あべのさだとう)の子孫とされる石王丸が、戦に敗れた際に薬師如来像に助けられたという伝説が残されています。
そして「野鹿の滝」が流れる地域「名田庄」は、有名な陰陽師の安倍晴明ら安倍氏の子孫である土御門家が、京都からこの地に移り住み陰陽道の流れを受け継いでいるといわれています。
なにか、関連はあるのでしょうか。
まとめ
陰陽師の郷といわれる福井県おおい町に流れる「野鹿の滝」は、樹木や苔の緑に囲まれた、神秘的な雰囲気の美しい滝でした。
滝周辺の空気や水も綺麗で、心身がリフレッシュするような滝見が出来ました。
滝の流れる「頭巾山」は、例年4月下旬から5月上旬にかけて開花するシャクナゲの自生地として知られているそうです。
基本情報
所在地
〒917-0375 福井県大飯郡おおい町名田庄納田終(のたおい)
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2019年9月